エドガー・ケイシーを暮らしに活かす!ホリスティックの第一人者、Edgar Cayce専門サイトからあなたへ贈るメッセージ集

エドガー・ケイシー流 まぁるい 生活
0808: あまくはない砂糖の話

0808: あまくはない砂糖の話

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     ◆◇◆   あまくはない砂糖の話   ◆◇◆ 808号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。


今日のトピックは砂糖です。

血液の質や免疫力を低下させる食事を出来るだけ減らしましょう、というのが今年の
テーマです。

●揚げ物
メルマガ0804号:『揚げ物NG食生活』大実験のススメ
●人工甘味料
メルマガ0800号:せめて、人工甘味料をNG食材に


そして今日は本丸、砂糖。

揚げ物は止められても、砂糖はどうしても、どうしても毎日食べてしまう、という方
多いですね。


エドガー・ケイシーは、完全に砂糖を断ちなさい、というニュアンスより、食べすぎ
ないように。砂糖類は減らしてあまり摂らないように、といった少し緩やかな表現の
リーディングが多くみられます。

とはいえ、それは戦前のアメリカの食生活でのこと。

戦後の砂糖漬けの食生活を考えると、目に見える砂糖以上に、目に見えない砂糖、
特に加工品の砂糖の量に意識を向ける必要があります。

お菓子やケーキ、ソフトドリンクといった明らかに甘い食品だけではなく、あらゆる
加工品にひっそり使われているので、それらが少しずつ積み重なると、驚くほど大量の
砂糖摂取になっていますから。


砂糖についてのケイシーリーディング(ほんの一例です)

『少量の砂糖なら使っても良いが決して過剰な量を使ってはならない。 甘い物はどんな
性質のものであれ食べ過ぎてはならない。 さもなければ体内から一掃する必要のある
ものが、血液からまさに排泄されようとしているときに、そこに影響するような発酵を
生じてしまう』757-4

『多量のデンプン質と砂糖を同じ食事で摂らないよう注意すること。 甘い物やパン、
ポテトを一切摂ってはいけないというわけではなく、これらを同じ食事で組み合わせない
ということだ 』1084-1

『菓子類を減らし、口に入れるあらゆる成分に含まれる大量の砂糖を減らす必要がある。
体内の糖分は、過剰の砂糖を含む菓子類や甘い物からではなく、その大半を果物や野菜
から摂取する必要がある。 (中略) 1日に摂取する砂糖の量は、(野菜や果物などに
含まれる天然の糖分の他に)5ドラムを超えてはならない。つまり大さじ一杯くらいが
限度である』322-3
 *ドラムは通常液体に使う単位 1ドラム=約3.7ml

『甘い物には注意する。つまり砂糖を多く含む食べ物には注意する――特にショ糖の
ものに注意する。 アイスクリームは一切食べない』528-1

『多量の酸を作る食べ物には気をつけること。 多量のデンプン質にも気をつけること。
白パンやジャガイモは決して食べ過ぎないように。 砂糖の取り過ぎにも注意すること』
1465-1

『砂糖は、風邪を容易に吸収したり活動させやすくする。 というのも、砂糖は酸を作り
出すからである――これが体を変化に対して弱くするのである。』1208-6


上記にあるように、ケイシーは、野菜や果物から摂取する糖分以外に摂る砂糖の量は
「大さじ1杯が限度」というリーディングを遺していますが、一般的な人が野菜や果物
以外で摂っている砂糖の量は、どれくらいになるでしょう。

ソフトドリンクを1本飲んだら、砂糖の量はすでにオーバーします。

ドレッシングやケチャップ、ソースなどにも砂糖は含まれていますので、サラダに市販の
ドレッシングをかけて食べたら、実は砂糖も一緒にとっていたということになります。


いったい私達がどれほどの砂糖を毎日摂っているのか。
その砂糖の摂りすぎがどれほど身体にインパクトを与えているか、よく理解できる映画が
あります。

2016年にオーストラリアで制作された『あまくない砂糖の話』がそれ。

それまで健康的な食生活をしていた一人の男性が、平均的なオーストラリア人が1日の
摂取していると言われる砂糖の量(1日小さじ40杯!)を60日間、あえて取り続けたら
どうなるかを実験した実録映画です。

しかも、砂糖摂取のために、お菓子やジャンクフードを食べたり、ソフトドリンクを飲み
続けたわけではなく、スーパーでは【健康にいい】と宣伝され販売されている加工品を
食べた結果、糖分過剰となり、身体は疲労しやすくなり、体重、内臓脂肪とも増加して
しまったのでした。


以下、映画『あまくない砂糖の話』から、ざっくりした抜き書きです。


興味を持たれた方は、ぜひ映画をご試聴下さい。Amazonプライム会員だと無料で視聴
できます。


  →は、主人公の体調などの説明で、★は砂糖摂取についての解説です



★かつて、脂肪と砂糖のどちらが健康に悪いかの論争が起きた。最終的に脂肪が悪者と
なり、低脂肪ブームが起きた。しかし、低脂肪だと風味に欠けるため、その穴埋めと
して加工品に砂糖が使われるようになった。

★オーストラリア人の場合、一人1日摂取している砂糖の量は、小さじ40杯。

★スーパーで売られている加工品から「砂糖が含まれている食品」を取り除くと、80%
の食品が棚から消えてしまうほど、見えない砂糖が食品の中に含まれている。

★お菓子やジャンクフードを食べずとも、朝食に、市販のシリアルと低脂肪ヨーグルト
1カップ、リンゴジュースを飲むと、これだけで小さじ20杯もの砂糖を摂ることに。

★市販のアイスティーを飲めば、小さじ9杯ほどの砂糖を摂取してしまう。

 (参考)
 ・ソフトドリンクに含まれている砂糖の量
  ソフトドリンクは太る原因!砂糖のかたまりだった
  特集:飲み物に含まれる砂糖について



→主人公は、健康によいとされる食べ物や飲み物を選んでいたのに、実験開始12日目 
 体重が3.2kg増量、内臓脂肪が増えた
→15日目の血液検査では、肝機能がかなり落ち、肝臓に脂肪が溜まり始めている
 ことが判明
 ↓
 脂肪肝になると、インシュリンが正常に働かなくなり糖尿病になりやすくなる


→主人公の体感として
 砂糖をとると45分で気分がハイとなり、すぐに怠くぼんやりしてくる
 砂糖を摂ると、元に戻る
 疲れやすくなった
 気分が浮き沈みしやすい
 体力が低下した


★この状態を繰り返していると、精神が不安定になりやすくなるが
  身体がその状態に慣れてしまい、砂糖を欲しがるようになる

★砂糖を摂りすぎると身体が疲労を感じ、速やかにエネルギーを得ようと、脳が糖を要求
し始める。

★砂糖による満足感は幸福感とは違い、気分は高揚しているが、心地は良くはない。


★何故、砂糖を身体は欲しがるのか。

 砂糖の入った甘いお菓子や飲み物をみると、脳は素早くエネルギーを得ようと、その
 砂糖を摂取しろと命令する
 ↓
 砂糖を摂取すると、ホルモンが放出され脳は幸福感を感じる
 これはタバコやコカインと同じように、脳の報酬領域を刺激する
 ↓
 糖分の多いものを食べ続けたいと、脳が反応し続ける

★ラットを使った実験では、コカインよりも砂糖に対してラットは執着を示した

★日々の摂取カロリーは変わらないのに、肝臓に脂肪がつき、お腹に脂肪がつきはじめる
 しかし、満足感はない

★カロリーが変わらないのに体重が増え脂肪がつく、ということはカロリーでは計れない
 別の働きを砂糖はしている

★200年前は、何かを祝うために甘いものを食べなかった

★砂糖を食べたときの脳の化学反応は、愛を感じた時と同じ
 愛を感じないとき、人はチョコレートで代用する
 砂糖は幸せを感じる即効性がある

★シュタイナーは、「砂糖こそ唯物論の祖」と述べている
 砂糖の中毒性が物質主義を広げたと言える


→砂糖を摂り始めて60日後、
 主人公の体重8.5キロ増え、内臓脂肪率が増え、ウエストが10センチ増加
 体脂肪率は7%増加、
 肝臓の数値(ALT)が1ヶ月で40近く増えた

→砂糖摂取の実験終了後、1週間は、砂糖の禁断症状で苦しんだ
 ドラッグを断つのと一緒

→2ヶ月後、ようやく元の健康状態に戻った

~ 以上、映画の内容より ~


いかがですか? 砂糖はもはや食べ物というより麻薬です。

映画の主人公は、それまで砂糖を摂らない健康的な食生活だったため、1週間後くらい
から、砂糖のダメージを身体で感じ始めています。
しかし、現代人は、乳幼児の頃から知らず知らずに砂糖漬けになり、砂糖の影響を受けた
まま成長していきます。

映画では、母親がほ乳瓶にソフトドリンクを入れて赤ちゃんに飲ませて、3歳になった
時にはもう虫歯だらけ。ソフトドリンク中毒となってしまった子どものエピソードが
出てきます。これはもう無知からくる悲劇。悲惨としかいいようがないですね。


大学時代、寿司屋でバイトをしていた友人が、「和食は健康にいいと言われるけれど、
寿司飯にどれほどの砂糖が入っているか知ったら驚くよ。お寿司はできるだけ食べない
ほうがいいよ」と言っていたのを思い出します。
白米+酢+砂糖 ですから、寿司飯は糖の塊。さらに塩もたっぷり入っているので
砂糖と塩のダブルパンチです(笑)。

私が子どもの頃は、お寿司は年に数回しか食べられないご馳走でした。
慶事の時や、特別なお客様がいらした時に、寿司屋に出前を頼んでいたのを覚えています。
自宅で作る、ちらし寿司や巻き寿司も、前日から下準備するので、それほど頻繁には
食卓に上らないメニューでした。

それが今ではお寿司は、手軽に食べられるファストフード感覚です。

そんな感じで、気にしないでいると、いつのまにか大量の砂糖を摂ってしまっている
ことを頭に入れ、今度、生鮮食料品以外のものを購入するときには、ラベルに注意。
砂糖の量をチェックしてみてください。

特に夏はソフトドリンクの摂取量が多くなりがちなので、ソフトドリンクではなく、
こまめに水を飲んだり、自家製の麦茶でミネラル補給~!



『あまくない砂糖の話』2016年制作
字幕版
吹替版

あわせてこちらもどうぞ
『スーパーサイズミー』 2004年制作


それではまた!

(有)テンプルビューティフル メルマガ808号 2020年8月7日配信

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