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◆◇◆ 2019年はプラスチック製品を減らす生活へ ◆◇◆ 726号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。
明けましておめでとうございます。
子どもの頃のお正月は、三が日は全くお店が開いておらず、道路も商店街もシーンと
静まり、特別な空気感の中での3日間を過ごしていた気がします。
あの特別感がなくなり、日常の延長にあるお休みになってしまった都会のお正月。
少々ツマラナイと感じているんですが、皆様のお正月はいかがでしたか?
そういえば、
元旦明け、ネットに各家庭の「我が家のお雑煮」がアップされたページを見つけました。
広島の県北生まれにあった我が家のお雑煮は、ハマグリのお吸い物に、煮た丸餅と蒲鉾、
結んだ三つ葉を入れただけのシンプルなもの。もともと父の実家(広島県世羅郡)の
お雑煮がコレだったようです。
各ご家庭、それぞれの家族の歴史や思い出があり、興味深く読んでいました。
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一年の計は元旦にあり。
元旦に、今年の目標や誓いを立てた方も多いのではないでしょうか?
私もいくつかありますが、
●物を買いすぎない。衝動買いや旅先での勢い買いをしない
(年末の片づけの反省として)
●本を読みすぎない
(本を読む時間を減らして、自然の中を歩くなど、別の時間を増やすのが目標)
●プラスチック製品を出来るだけ買わない、減らす。
(地球に存在するプラスチック率、プラスチックゴミを減らしたい!)
ということを今年は特に意識したいと思っています。
最初の2つは、私個人の誓いでもあるのですが、
プラスチックに関しては、もし、このメルマガを読まれて、私も!と思われた方は
ぜひ一緒にアクションをお願いしたく、今年最初のメルマガのトピックは、プラス
チック使用率を減らすアクションプランを・・・。
なぜ、プラスチックがそんなに気になるのか・・・。
1つの理由として、プラスチックゴミが海を汚し続けており、人間が作り続け、捨て
続けているプラスチックゴミによって、多くの動物(主に海の)が命を落としているから。
そして、もう1つが、直接あるいは間接的に身体に入ってくる化学物質で、人や動物の
健康を害してしまっているから。
プラスチックゴミ、土に埋めたり海に流れても生分解されることはなく、歯ブラシ1本、
ポリ袋1枚、その形や姿を無くすのには、実に500年~1000年かかると言われています。
地球を汚し続け、動物たちを痛め続けていることに目をつぶり、簡単だから、安いからと
使い続ける生活、このまま続けていていいのでしょうか?
今年の春、出版予定のジュリアンの本。その中に書いてあることなのですが、
ジュリアンはワンネスの状態に入っているとき、地球が感じている激しい痛みと叫び声を
聞いたことがあるそうです。人間が行っている自然破壊行為や動物虐待を地球は痛みと
して、それも逃れることができない激しい痛みとして感じ、苦しんでいました。
そして、ジュリアンの心は、あまりの地球の悲鳴に耐えきれず、突然そのワンネスは終了
したそうです。
私たちの耳には地球の叫び声が直接聞こえてはきませんが、地球は悲鳴を上げている・・・。
それは容易に想像できますよね。
日本のみならず、世界の海で掃除をされている「宇宙の子マサ」さん。
海岸に打ち上げられるゴミの写真を時々アップされています。
■海の大掃除
■宇宙の彼方からの存在に導かれて
深海と呼ばれる深い深い海の底ですら、レジ袋のゴミが見つかるそうですが、
本当に世界中の海や海岸が、プラスチックゴミで溢れています。
目に見えるゴミだけではなく、マイクロプラスチックと呼ばれる、劣化して小さな小さな
破片となったプラスチックや、スクラブ洗顔料や歯磨き粉に使われている極小ビーズの
プラスチックなどは、そのまま海に流れ、魚貝類がそれらを食べて胃腸を詰まらせ命を
落としています。
(植物連鎖で人間も、またそのプラスチックビーズを食べることになります)
洗剤を使わず食器を洗えるということで、エコ対策として使われているアクリルたわし
(アクリル毛糸を編んだもの)も化学繊維なので、結局は細かい繊維クズとなって海に
流れ、海を汚す要因の1つに。
洗剤不要「エコたわし」本当にエコ?微小プラの発生源に 専門家「衣類より多い」
プラスチック製品は手軽で安く便利です。
ですからどこのご家庭でも、家中に溢れていますし、食品や日用品の容器として、欠かせ
ないものとなっています。
でも、その結果として、私たちの体内からも、プラスチックや化学物質が検出されていると
したら・・・?
日本人は使い捨てプラスチックの使用量が世界2位
日本人は、化学物質であるビスフェノールSの尿中検出濃度が世界一
ビスフェノールS
<環境ホルモン> 日本人のビスフェノールS 摂取量と尿中濃度が世界でダントツ、
その理由として疑われているのは「ごみの焼却」か?
日本人もプラスチックを体内に取り込んでいる可能性大
人の体内に微小プラ粒子 日本含む8カ国、便で検出
スクラブ洗顔料、研磨系の歯磨き粉のマイクロプラスチックが海や魚たちにダメージを
与えている
日本人に最も身近な有害物質 マイクロプラスチック汚染の実態
とはいえ、今の生活、家中からプラスチック製品を無くすことは出来ませんし、それは
不可能に近いと思います。
なので、せめて使い捨ては減らす。
いま使って、1時間後、もしくは明日ゴミになるような使い方は止める。
例えば、
プラゴミを減らす
→食材はスーパーではなく、八百屋や魚屋、肉屋で買う
→ご飯やオカズが余ったとき、ラップではなく、蓋つきのお茶碗や食器、ホーローの保存容器
などに移し替えて保存する。
→保存容器やジッパー式保存袋は洗って何度も使う
→リキッドソープではなく、固形石けんを使う
→ファストフード店には入らない
*自然素材で作られた別の製品があれば、そちらを選択する
→納豆は、発泡スチロール入りではなく経木入りを選ぶ
→歯ブラシの柄が竹などのものを探してみる
→使い捨ての化学雑巾ではなく、古タオルの雑巾や手ふきを使う
→女性は使い捨ての合成化学生理用品ではなく、布ナプキンに変える
→化学繊維の洋服よりコットンやウール、麻やシルクを選ぶ
*ちょっとした手間をかける
→ペットボトルのお茶を買うのではなく、家でお茶を作ってポットに入れておく
→レジ袋を使わず済むよう、エコバッグをいつも鞄に入れておく
→購入前に、素材、原材料をチェックする
こちらも参考になります
プラスチックを使わず生活する20の方法
「減らせるか? 使い捨てプラスチック」
テンプルもまだまだ課題があります。
梱包素材も、少しずつ見直していきたいと思っています。
ということで、今年は日常的なプラスチック製品削減にトライしてみませんか?
すでにご家庭で実践されていることがあったら、教えて下さい。
★コンテンポラリー風水の視点からもプラスチック製品は少ない方がベターです。
プラスチック収納家具はNG
こちらも是非(メルマガバックナンバー)
*1つ1つの選択が美しい海をつくっていく
*プラスチックの家具や小物は選ばない
*食べないものを選ぶ
【海外での取り組み】
(インド)使い捨てプラスチック製品使用禁止。レジ袋使用も罰金
ケニアは自然保護のため、ポリ袋使用が全面的に禁止となりました。
(ケニア)ポリ袋使用が禁止に(違反は最大4年の禁固刑か約400万円の罰金刑)
1997年、私はこの2冊を読んで、それまでアメリカから輸入していた、プラスチック
ボトル入りのひまし油とマッサージオイルを全て瓶入りに変えてもらった経緯があります。
これを読んだら、出来るだけプラスチックを使わない生活を始めたくなりますよ。
環境ホルモンに関するオススメ本
『奪われし未来』(1997年に翻訳出版されたロングセラー本です)
『メス化する自然』
それでは、今年もどうぞよろしくお願いします。
(有)テンプルビューティフル メルマガ726号 2019年1月4日配信