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◆◇◆ いまこそ、魂の平和と霊的な準備を ◆◇◆ 889号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。
ロシアがウクライナに軍事侵攻したことで、いま、地球には不安と恐怖、落胆と緊張の
エネルギーが渦巻いています。
ニュースもワイドショーもウクライナの情勢ばかりになったと聞いています。
日本も「対岸の火事」と言えないと、テレビに噛りついている方も多いようです。
昨日、テンプルのフェイスブックでも紹介したのですが、ケイシーリーディングに
このようなリーディングがあります。
『10人の祈りが一つの町を救い、25人の祈りは国をも救うかも知れない――1人の
祈りと活動にもそれだけの可能性はある。しかし1つにまとまるならば、力が生ま
れる』(1598-2)
ただし「祈る」だけでは十分ではありません。
日常生活のなかで、一人ひとりがその祈りのとおりに行動しなければなりません。
『汝はただ平和を祈るだけではなく、聖なる命令の後半部分、つまり「汝の隣人を汝の
ごとく愛せよ」という誡めを生きることで、平和の実現を遂行しなければならない』
(3976-22)
世界中の人が平和を願い、平和を祈っていますが、意識は戦争と不安に向かっています。
心の中は不安と恐怖心でいっぱいで、戦争のことばかり話しています。
なので、あえて、私はこんな提案を皆さんにしたいです。
「テレビを消して、ニュースやワイドショーから離れる。新聞や週刊誌は読まず、
美しい音楽を聴き、美しい自然の中を散策する。美しい地球をイメージし、友人や
家族とは、笑いあい、未来への希望を語る。日々、人々と霊の実(優しさや親切、
忍耐や愛、希望など)を与え合う」。
不安や恐怖のエネルギーを増やすことに力を貸すのではなく、愛と平和のエネルギーで
地球を包むことに貢献していきたいですよね。
暗闇にたとえ小さくても、1つ光が灯れば、もうそこは暗闇ではなくなります。
ジョン・レノンのイマジンの歌にある歌詞のとおりです。
「私は夢追い人かもしれないけれど、あなたもご一緒に」
ジョン・レノンの「イマジン」
こちらの歌声もぜひ
もう1つ、これからは一人ひとり「霊的な備え」「魂の平和」が重要になってきます。
ボスニア・ヘルチェゴビナにメジュゴリエという小さな町があります。
この町に住む子供たちの前に、聖母マリアのご出現が始まったのは1981年。
すでにその幻視者たちは大人となっていますが、聖母は、これから私たちが体験
するであろう困難とその備えについて、彼らに10の予言を伝えています。
このことはblogに何度か書いています(最新のものは下記)。
メジュゴリエ 聖母マリアの予言
幻視者ミリアナさんと神父とのやりとりを少しご紹介します。
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神父:聖母は何と言われましたか?私達はその出来事に備えることはできるの
ですか?
ミ:はい、備えて下さい。霊的に準備して、あわてふためかないようにし、それぞれ
の魂を調和させなさいと聖母は言われました。明日死ぬことになるような、最悪の事態
も覚悟すべきです。今、神を受け入れるべきです。そうすれば、恐れることはありま
せん。神を受け入れることです。そして、その他のことも。
神父:それで聖母のメッセージは平和のメッセージなのですね。
ミ:はい。まず、魂の平和です。魂が平和でありさえすれば、その人は平和に包まれて
います。
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*『聖母マリアの秘密』は、電子書籍で読むことができます。
大地震がきたときのために、お米やお水を備えている人も多いかと思います。
でも、聖母は物質的な備えよりも「霊的に備えよ」「魂の平和を」と伝えています。
では、
私たちの日々の生活の中に、魂の平和はあるでしょうか?
エドガー・ケイシーのリーディングの中で、戦争と平和について語られたものが
いくつもあります。語られた時代は、70年ほど前。第二次世界大戦前です。
ちょうど今と同じような状況ですね。
戦争と平和について語られたリーディング、少しですがご紹介します。
Q)『今後5年以内に合衆国が戦争に引き込まれたり、戦争に向かうことがあるで
しょうか。もしそうなら、どの国との間に、あるいはどのような事柄に関して紛争が
生じるのでしょうか。
A)『 そのようなことが生じるか否かについては、神の目から見て正しい事柄に
自分を一致させる充分な数の人々が現れ、彼らの心と魂と精神の中に湧き上がるか
否かにかかる!』 (3976-8)
Q)『ヨーロッパにおける政治的および経済的な状況に関して、どのような流れの
出来事が生じると期待されますか?』
A)『…祈ることができる者達の祈りと嘆願があれば、それを免れるだろう。
まさしくアブラム、つまりアブラハムが祈ったように――「もし50人の良い人がいたら、
その罪を赦して下さいますか?」「ああ、もし10人の忠実なる者がいたら、罪を赦して
下さいますか?」とするなら、ヨーロッパの希望はまさにあなたがたにかかっている!
今日この日の自らの家庭におけるあなた方に! 』 (3976-8)
『地上の、諸国家の活動として、戦争を非合法化しようとする戦いがあって以来、
平和を求める願望、目的がますます育ってきた。 いかなる犠牲を払ってでも平和を達成
するというのではなく、人間の本質、人間の目的と両立し得る平和である』
(3976-22)
Q)『ある著述家が1942年から1944年あたりに合衆国を巻き込む戦争の可能性を予測
しました。この時点で、私達が戦争の巻き込まれそうだと見られますか?』
A)『それが工作的な宣伝活動として続けられるなら、そうなるだろう! 平和と調和
の態度が常に維持され、他の人々の権利を配慮するなら、そうはならない!』
(3976-17)
Q)『何がそのような戦争を引き起こすのですか?
A)『自己中心性、である! 』 (3976-17)
ケイシーは、戦争を回避するには、政治家の交渉にかかっている、とは語っていません。
もちろん、それも重要ですが、私たち一人ひとりの心のあり方、平和と調和ある態度が
大切であり、それにかかっているんだと述べています。
「ロシアが悪い!」「ウクライナが悪い」と指さす前に、指をさしている私自身の心は
どうでしょう?
自分自身のなかに調和と平和がなければ、いくら平和を語っても、平和を築く力には
なりませんね。
では、どのように生きれば心に平安と調和が生まれ、霊的な準備となるでしょうか?
ケイシーリーディングにはその方法が書かれていると、リーディング自体が確約して
います。
『エドガー・ケイシーの仕事や現象によって(中略)、求める全ての人の人生に大きな
平安と調和を達成することのできる方法が示されている。
エドガー・ケイシーの仕事のこの側面こそ、大いに強調されるべきところとならなければ
ならない。 なぜなら他者との関係に平和と調和をもたらせるようになる前に、自分自身
の内に調和と平和が見出されなければならないという自覚が、すべての人の意識にもたら
されなければならないからだ』(254-108)
ケイシーは自分の仕事の中で最も重要だったのは、『神の探求』を遺せたことだと述べて
います。
自分自身の心に調和と平和を見出すために。
そして世界に調和と平和をもたらすために。
暗闇に光を灯すために。
これまでの世界を基盤となっている成功法則や欲の世界からイチ抜けて、霊的世界観で
生きる人が増えれば、世界はもっと豊かになりますね。
あえていえば、縄文時代の人々がもっていた心の豊かさでしょうか。
『神の探求』をガイドブックに、霊的な歩みを始める方が一人でも増えることを願って
やみません。
それではまた!
(有)テンプルビューティフル メルマガ889号 2022年3月4日配信