(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。
すでにブログやFacebookに記事としてアップしているので、お読みいただいている方も
いらっしゃるかとは思いますが、この8月、我が家にいる2匹の猫のうち1匹のクチの
中にガンが見つかりました。
発見されたときには、すでに医学的には痛みを緩和するくらいしか手立てがない、という
状態だったので、医学的処置としては、痛みの緩和と水分補給を行い、あとは代替療法や
遠隔ヒーリングを行いました。
一時は8月末まで生きているかどうかさえ分からない・・・という様子だったんですが、
おかげ様で、今ではすっかり元気になっています。
この1か月間、私が何をしてきたか、猫の様子はどうだったのか、9回シリーズでブログ
に書いていますので、興味を持たれた方はブログをお読み下さい。
第1話はこちら
全話はこちら
その、我が家の猫ですが・・・
ある日を境に、水すら飲むのをやめ、完全に絶食状態になってしまいました。
さすがに絶食が4日も続くと、体力も生命力も落ちていきます。日に日に体重が落ち、
最終的には2キロちょっとまで体重が減りました。
癒しの力を発揮するにはそれなりにエネルギーも必要です。それも口から取った栄養が
必要ということから、4日目の夜からはケイシーリーディングで何度も登場するビーフ
ジュースを作って与えるようにしました。
*10日続いた絶食のうち、6日はビーフジュースを与えていました。
ビーフジュースは、ケイシーが病中病後の方や体力の落ちた方に勧めた滋養強壮エキス。
ビーフシチューでもビーフスープでもなく、牛肉のエキスだけをギュッと取り出したもの
をさします。
こんな感じでケイシーは勧めています。
『脂が一切入らないようにビーフジュースを正しく作り、それを小さじ1杯を飲むのでは
なくすするように摂るならば、体力が付き、消化するようになるだろう! 』325-60
『ビーフジュースを薬として摂ることで体力がつく。 (中略)ただし、小さじ一杯飲む
のに少なくとも5分はかけなければならない。』326-12
小さじ1杯のビーフジュースにどれほどのパワーをひめているのか、
ケイシーはこんなふうに述べています。
『小さじ1杯のビーフジュースは、4分の1ポンド(約100g)のステーキよりも
はるかに価値がある』667-8
『大さじ1杯のビーフジュースには、正しく作られたものであれば、半ポンド(約220g)
のビーフを食べたのと同じ量の栄養が含まれている! 半ポンドのビーフを一度に食べた
らどうなるだろうか? それ故に、一度に小さじ1杯ほど摂るのである。その方がはるか
に良い』728-2
ただし、飲み方には注意が必要で、身体に負担なく吸収させるために、少しずつ少し
ずつ、時間をかけて、すするように飲んでいきます。
『これは決してひと飲みにしてはならない! 小さじ1杯全部を一度に飲み込むのは、
多すぎるだろう』988-9
『ビーフジュースを薬として服用すること。4時間ごとに、小さじ1杯ほど摂る。これを
すするのである――1度に小さじ1杯分を飲んではならない』1129-3
『 体力を付けるものとしては、ビーフジュースを与える。ビーフジュースだけだ!
これはスプーンに何杯も飲むより、(1杯分を)ちびちびすする方が価値がある』
1282-1
ゆっくりすする、というのが重要なポイントなのですが、スプーンに入れたビーフ
ジュースを少しずつすする、というのは意外と難しい。
ガラス製のスポイトで、数滴ずつ舌の上に落とす方法の方が摂取しやすいかと思います。
スポイト式ガラス瓶
*我が家には猫の薬用にシリンジ(針のついていない注射器)がいくつもあったので、
シリンジで与えていました。
ビーフジュースの作り方はとても簡単。ケイシーはこのように説明しています。
『1ポンドから1ポンド半の、できれば赤身の多いラウンドステーキを用意する。 脂肪
は要らない。力を出す筋肉や腱の部分以外は使わない。脂の部分や皮の部分は使わない。
その肉を半インチ程度(約1.5cm)のサイコロ状に切る。それを水の入っていないガラス
のジャーに入れる。このジャーを鍋か何かの容器に入れ、ジャーの半分か4分の3くらい
まで水に浸かるように容器に水を入れる。ジャーが割れるのを防ぐためにその容器の底に
布を敷いておく。 そしてジャーを密封しない程度に上にフタをする。 ジャーを入れた水
を3時間から4時間ボイルする。上澄みを濾して、残っている肉をいくらか押して絞って
もよい。肉そのものは価値がないことがわかるだろう。
肉汁は冷たい場所に保管するが、あまり長くは保存できない。決して3日以上保存して
はならない。よろしいかな? 1回に作る量は、この人がこれ(肉汁)をどれくらいの
量、どれくらい頻繁に摂取するかによる。1日に2回か3回摂るが、1度に服用する量
は大さじ1杯を超えないようにする。 これをとてもゆっくりすするのである。 もち
ろん、この人の好みに合わせて味付けて良い 』1343-2
イラストつきの作り方はこちら
肉の量を500gと書いていますが、200~250g位の量で充分です。
秘訣は、出来るだけ脂身の少ない牛の赤身の肉を買ってくること。
私は焼き肉用に長方形にスライスされていたものを利用しました。
作り終えた後で1回冷蔵庫で冷やすと、脂身が固まって浮いてきます。それをすく
えば、脂身は簡単に除去できます。
瓶が横になったり倒れないくらいの弱火でコトコト加熱できれば、下に布巾を敷く必要
はありませんが、瓶が倒れそうな場合は、布巾を敷いた方が安心です。
作ったあと3日くらいは冷蔵庫保存できますが、1~2日程で飲み切る量を作り、
出来るだけ新しいものを飲んでもらう方がベターです。
通常、ケイシー療法では牛肉は「あまり食べない方がいい」食材に分類されています。
しかし、ビーフジュースに限っていえば、消化吸収に負担をかけることなく、速やか
にエネルギーとして変換されるために、体力が落ちた方にも勧められています。
飲む回数は、その人の状態によって変わってきます。
1日2回(朝と晩)が良いと言われた方もいましたし、起きている間は1時間おきに
飲みなさい、と言われた人もいます。必要に応じて回数を加減して下さい。
また「食事と一緒」ではなく、空腹のときに摂取します(ビーフジュースだけを速やか
に吸収したいので)。
消化力が落ちている方は、消化酵素と一緒に飲んだ方がいいと勧めたリーディングも
あります。
『ビーフジュースは1日に2回か3回摂る。 しかし、ビーフジュースを摂ったなら、
その後で必ずペプシンを2滴から3滴摂ること――もちろん水に混ぜてである。それに
よって食欲が改善され、消化管の働きを刺激することで排出が促され、すぐに体力が
付くだろう。 』569-26
*ペプシン:タンパク質分解酵素
ケイシーが与えたリーディングは人間用ですから(笑)、身体の小さな猫に与えたのは、
1日1回だけでしたが、それでも与えた後、身体に活力が戻っていくのが分かりま
した。
健康なときには必要としないリーディングですが、知っておくと、ここぞ、というとき
に役にたってくれます。
前回のメルマガでは、ひどい貧血の方にビーフジュースが勧められていたことをご紹介
しましたが、病中病後だけではなく、体力や気力が落ちてしまった時にもビーフジュース
はお勧めできます。体力が戻れば、気力も戻ってきますので。
アタマのどこかで記憶しておいて下さいませー。
それではまた!
(有)テンプルビューティフル メルマガ815号 2020年9月25日配信