エドガー・ケイシーを暮らしに活かす!ホリスティックの第一人者、Edgar Cayce専門サイトからあなたへ贈るメッセージ集

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0569:書を持ち、町へ出よう

0569:書を持ち、町へ出よう

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      ◆◇◆   書を持ち、町へ出よう   ◆◇◆ 569号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。

2015年がスタートしました。1年が始まるこの時期『今年こそは!』と何か決意を
秘めている方も多いと思います。

自分を変える唯一の方法。それはあえて自分に何かを強制することと先週ブログに
書いたばかりなのですが、実は、さっそく3日坊主(涙)。
明日から、はじめの一歩のやり直し。頑張ります。


●フェイスブックやブログではすでにお伝えしましたが、テンプルの第9回のインタ
ビューゲストとして登場していただいた山田バウさんが先日亡くなられました。
バウさんは、フロンガス問題を訴え日本全国を行脚したり、阪神淡路大震災のときに
は神戸元気村を立ち上げるなど様々な活動をされてきました。

バウさんのご冥福をお祈りするとともに、バウさんがされてきたことを一人でも多く
の方に知っていただきたく、バウさんのインタビューを今一度お読みいただければ
幸いです。

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『地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。』

これは斎藤一人さんの新刊のタイトルです。中身は読んでないものの、このタイトル
は正に!と膝を打ちました。

私は舞台(演劇)を見に行くのが好きで、以前は1か月に1、2本は舞台を見に足を
運んでいました。俳優さんたちが何か月もかけてセリフを覚え、稽古したドラマを
見ることができるのは、劇場にその日集まった100人か、せいぜい300人足らず。1回
の舞台に注がれているエネルギーを思えば、なんとも贅沢な時間です。

でも、どんなに舞台に感動したとしても、いずれその気持ちは薄れてきます。

いつも思っていました。舞台で一番感動を得たのは見る側ではなく、舞台に出る側、
出演者だろうなと。


ご存じのように、テンプルでは時々セミナーや講演会を開催しています。
何かイベントを主催したことがある方は、たぶん経験済みだと思いますが、日時を決
めて何かイベントを主催したとき、自分自身に大きな学びとなるのは、実はセミナー
当日の講師の話ではなく、それまでの準備段階だったりします(笑)。

しかも、初めてだったり、なかなか人が集まらかったり、問題が起こったりと、物事
がうまくいかないイベントの時ほど、小さな自分、ネガティブな自分を直視させら
れ、成長を促されることはありません(涙)。


また、私は一人で海外に行くこともよくありますが、あとあとずっと記憶に残って
いるのは現地の美しい観光地ではなく、空港に到着して、どこに行けばいいのか分か
らず、スーツケース片手に途方に暮れている自分の姿や、道に迷って人に訊いても
英語が分からず、徒歩10分のところに1時間かかってたどり着いた道の景色だったり
します。


インターネットで当たり前のように世界中の情報が手に入るようになった今、自分は
どこにも行かずとも、バーチャルで世界旅行を楽しめるようになりました。

インターネット経由でいろんな講義を聴けるようになっていますし、LINEをはじめ、
様々なメッセージツールを使えば、自宅にいながらたくさんの人達と、文字でお喋り
を楽しめたりします。フェイスブックで『いいね』を押し続けていれば、その人と
なんだか友達になった気もしてきます。


でも2015年のいま、出来る限りアナログでいること、自分の身体を使って体験する
ことをおすすめしたいと思います。

傍観者ではなく渦中の人に。
バーチャルではなくリアルの世界に。
見るだけ、聞くだけ、読むだけの世界から、体験の世界に。
買えば簡単に手に入るものも、自分で時間をかけて作ってみるに。


例えば・・・
ご飯を炊くなら炊飯器で炊かず、土鍋で炊いてみる。
人のブログを読むのが好きなら、いっそ自分でブログを書き始めてみる。
音楽を聴くのが好きなら、何か楽器を演奏してみる。
ディスニーランドに100回行くほど好きなら、ディズニーランドのスタッフになって
しまう。

セミナーを受けるなら、ネットで見るのではなく、直接その場に行って聞く。その人
の話に感動したらいっそ主催までしてしまう(笑)。


冒頭でご紹介した山田バウさんは、長年透析を受けられており、週3回の透析を受け
るために長旅をすることができませんでした。

それでもバウさんが大事にされていたのは、直接人と会って話をすること。
普段は電話やメールでコミュニケーションを交わしていても、これは大事なことだと
思われたときには、その人が九州在住であろうと北海道在住であろうと、出来る限り
会いに行き、直接話しをされていました。


大学時代、私の友人がクラブの部員勧誘に「あなたが死んだとき、お金はあの世に
持っていけないのよ。持っていけるのは自分で経験したこと、感動だけなのよ」と
若干二十歳とは思えないセリフで新入生を集めていましたが、ホントにそうだと思い
ます。


舞台を見るのが好きで、舞台から何度感動を得ても、おそらくその感動はあの世に
持っていくほどのものになかなかならない気がします。でも、その舞台に立っていた
役者は、それがどんな小さな舞台であっても、確実に自分の経験、稽古中の七転八倒
をあの世に持っていけるはずです。

だから舞台を見るのは無駄だ、ということではないですよ。私は舞台を見に行くのは
今でも大好きですから…。でもどんなに素晴らしい舞台を見て感動したとしても、
結局それはお金を出して買う束の間の感動。自分でリアルに体験し感じたものとは
全く性質を異とするものなんですよね。


人生も同じ。
傍観者という立場でいる限り、感動の消費者でいる限り、そこで若干の感動や体験
を感じたとしても、それはただ誰かが作った感動の場を利用して乗っかっただけ。
時間が経てば波のように去っていってしまいます。まして次の人生にまで引き継ぐ
ほどのものにはなり得ません。

でも、自分のリアルな体験は、そこで失敗したり悩み苦しんだとしても、確実に自分
の魂の成長の糧としてずっと魂に刻みこまれていきます。

たとえそれが、ご飯を土鍋で炊いて焦がしてしまったということであったとしても。


ケイシーリーディングに、こんな一文があります。

Q)『ここ最近の2回か3回の転生で、いくらかでも進歩がありましたか?』  
A)『前進するにしろ、後退するにしろ、そこには進歩がある!  大切なのは動く
ことだ!』 3027-2  

テンプルで定番講座となったセミナーやワークショップ。
その講師の皆さんとのご縁も、最初は実に小さなキッカケだったりします。でもそれ
が、その後長くお付き合いする出逢いになるんですから、人生は本当に不思議です。


◆風水のマークの講座開催も、ほんの小さな「おでかけ」がキッカケに。

◆ハワイ島の菅原真樹さんとのご縁も、名古屋に赤塚高仁さんの講演会を聴きに行か
なければ始まっていません。 

三枝龍生先生との出逢いも、ツイッターの書き込みに興味を持って龍生先生にメール
したことが始まりでした。


風水コンサルタントのマークはいつも講座でこう言っています。恋愛運を高める部屋
づくりをいくらしても、その部屋を出て、出逢いのチャンスを積極的に作らなけれ
ば、新しい恋は生まれないと。


人との出逢い、魂を揺さぶるような体験も、その多くが家の外にあります。ケイシー
が言うように、自分で動いてこそ、思いもかけない体験ができます。



『書を捨てよ、町へ出よう』と言ったのは寺山修二氏ですが、私は本好きなので、
こう言わせていただきます。

書を持ち、町へ出よう。そして体験しましょう。


今年もどうぞよろしくお願いします。


(有)テンプルビューティフル メルマガ569号 2015年1月9日配信

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