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◆◇◆ 大豆は健康食品なのか・・・?(その1)◆◇◆ 440号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。
連休中に開催した「血液観察会」
あっという間に定員に達してしまうほどの盛況で、ご参加の方々からもたった1滴の
血液から分かる過去から現在に引き継がれている身体のメッセージに驚きの声が。
血液を通して見えてきたことが2つ。
1つは、本人が思っている以上に砂糖のダメージは大きいということ。
↓
砂糖漬け血液
そして以前から気になっていた「大豆などの豆類や植物性タンパク質は炭水化物と
一緒に食べたとき、果たしてちゃんと消化されているのか?」「大豆は本当に健康
食品なのか?」という個人的な疑問への回答。
今回、次回と大豆について書いてみようと思います。
まず今回は大豆の消化について。
ケイシーのリーディングにタンパク質と炭水化物は消化するために必要な消化酵素が
全く違うために、一緒に食べるべきではない、というものがあります。
中学校の理科で習った気がしますが、
ゴハンなどの炭水化物を消化するのは唾液の中に含まれるアミラーゼという消化酵素
(アルカリ性)。
タンパク質を消化するのは、胃の中のペプシンという消化酵素(酸性)。
ゴハンを食べたときには口の中でしっかり咀嚼することが必要ですし、消化に時間の
かかるタンパク質をしっかり消化分解させるためには、できるだけゴハンは一緒に
胃の中に無いほうがよい。
ところが、日本は植物性タンパク質の王様「大豆」の国。日本食=大豆製品と言って
も過言ではありません。
醤油や味噌、納豆のように発酵しているもの、豆腐や豆乳、煮豆といった発酵して
いないもの。そのほか小豆やウグイス豆、枝豆も料理やお菓子によく使われます。
つまり日本食そのものが「炭水化物+タンパク質」の組み合わせで出来ていますから
単に「タンパク質はゴハンと一緒に食べない」と言ってしまうと、和食そのものを
否定したり、何も食べるものがなくなってしまう!とパニックを起こすことにも
なってしまいます。
そこで私は、あえてタンパク質と言わず「動物性タンパク質」と言い換えていました。
が、先日の血液観察会で血液の状態を見る限り、そしてその後いろいろ調べた結果、
発酵していない豆製品ー特に大豆が好きな方は、菜食でありながら(つまり肉や魚を
食べていないにもかかわらず)、タンパク質が消化できていないという事実が見えて
きました。
実際、昔から大豆は消化が悪いということを人々はよく知っていたようで、大豆を
発酵させて食べる味噌や納豆は人々の生きる知恵でもあったわけですね。
ということは、やはり植物性であっても、大豆は大豆。畑の肉と言われるように
肉と同じく、できたらゴハンといった炭水化物と一緒には食べないのが原則。
ゴハンと一緒に食べるときには、まずはゴハンをしっかり口の中で咀嚼。
そして豆腐や豆乳、煮豆や炒り豆といった大豆をそのまま調理、加工したものより
は、味噌、醤油、納豆、テンペ、豆乳ヨーグルトのように発酵させたもの、あるいは
凍み豆腐のように消化しやすく変化したものを食べる。
これが大豆の恩恵を受けつつ、スムーズに消化させる鍵になってくるようです。
・・・と、ここまでは「大豆タンパクの消化」の問題。
実は、大豆にはまだまだ日本人には知らされていない事実があります。
大豆は健康食なのではなく、毎日大量に食べることは、かえって健康を害するという
ことが、海外の健康ニュースではよく言われるようになっています。
単に消化に悪いということであれば、タンパク質の消化を促進させる果物や消化酵素
を摂取することである程度は解決しますが、そうではなく、未発酵の大豆食品には、
別の重大な問題が潜んでいると海外では、もう何年も前から警告がなされるように
なってきました。
・・・それは何か??
これについては、分量があるので、来週あらためて書きますね。
とはいっても、普通の人は、発酵させてない大豆製品(豆腐や煮豆など)をそんなに
大量に食べてはないので、あまり心配なさらぬように。
毎日大豆プロテインや大豆バーを大量に摂っている・・という人はちょっと心配して
もいいかもしれませんが・・・。
それでは、また!
(有)テンプルビューティフル メルマガ440号 2012年05月11日配信