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◆◇◆ ホリスティック療法は魔法の療法ではありませぬ ◆◇◆120号
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テンプル・ビューティフルの光田菜穂子です。
私には不思議なことがあります。
テンプルには、様々な体調不調で悩んでいる方がいらっしゃいます。
先週も、かなり重度のアトピーで、全身かさぶた状になってしまった女性がご来店
されましたし、今週も、子宮筋腫がボコボコ複数できてしまって、困っているって
方が2名もいらっしゃいました。
先日いらした方は、みなさん、お友だちから「それだったら、ひまし油湿布してみ
たら?」と勧められて、ある程度、ひまし油湿布について事前にリサーチされてい
たようです・・・。
でも、その方々、口をそろえて、こう言われました。
「でもねえ。ひまし油湿布、なんだか、面倒くさそう」
湿布をお腹に貼って、温めながら寝ているだけなのに・・・。自宅で簡単にでき、
しかも、楽チンで気持ちいいし・・・と私は思うんですが。
例えば、先日の子宮筋腫の方。
「病院に行って切るのが嫌なので」と、おっしゃいました。
それなのに、湿布も面倒。食事を変えるのも嫌。鍼には何度か行ったけど、続きそ
うもない。
「だったら、どうしたいんですか、あなたは!」と、お話している私が途方に暮れ
そうでした。
自分の身体のケアのための、ひまし油湿布や鍼灸に通うのでさえ面倒だって思うだ
ったら、病院で手術を受けたほうがいいと私は思います。だって、食事を変える必
要もなく、生活態度を見直す必要もなく、1週間くらい入院すれば終わり!なんで
すから、とりあえず。
ケイシーをはじめとする、ホリスティック療法っていうのは、手術をしなくても、
奇跡のように筋腫が無くなる療法ではありません。
ご自身の積極的な態度が必要になります。毎日の食事を見直したり、生活全般を見
直したり、瞑想をしたり祈ったり・・・。多くの野菜や果物を食べるためにジュー
サーやミキサーも必要になるでしょうし、定期的に整骨に通う、オイルマッサージ
をする、など、身体を改善するための投資やメンテナンスも必要になります。
これまでの生活態度を見直して、筋腫を作ってしまった「原因」を1ヶ、1ヶ取り
除き、筋腫を作ってしまった子宮に「そこは赤ちゃんを大きくする場所だから筋腫
はいらないの。だから、その筋腫はいりません」と、毎日、子宮を説得しなければ
なりません。
ときどき「ひまし油湿布」をしたら、全てが解決!って思っている方もいますが、
残念ながら、ひまし油湿布は手術でも、病院のお医者さんの代わりでもありません。
それを行う人が、自分の身体に癒しを起こしたいと願い、また、そのような生活に
変えることで、その内なる癒しの力を発揮します。
「ひまし油湿布はするけど、お菓子はやめません」っていうのも、全然、ホリステ
ィックでもないし、ケイシー療法でも無いですよ。
自分の身体を大切にする、ってことは、自分を甘やかすってことでもないし、楽を
するってことでも無いと私は思うんですが。
ここ最近、ケイシー療法を知って下さる人が増えたのは、とっっっても嬉しいんで
すが、それと同時に「面倒くさい」って言葉を聞く機会も増えました。
病院には行きたくない、でもケイシー療法は面倒っていう方。
病院に行くことのほうが、遙かに楽ですよ。いわばチケットを買って電車に乗るみ
たいなものです。座っていれば目的地に到着します。
片や、ホリスティック療法は、重い荷物を背負って、自分の足で一歩一歩、歩きな
がら、未開の土地を冒険に行くみたいなものです。
その冒険、大変かもしれませんが、人間の潜在パワーを実感できて、いろいろなこ
とがワクワクするくらい楽しくなるって思うんですけどねえ。
でも自分の足で歩くのが嫌なら、病院、早めに行って医師にご相談下さい。手遅れ
にならないうちに。
追伸:余談ですが。
ケイシーが勧めた療法の中には、身体に働きかける以外のものがたくさんあります。
例えば、ALS(筋萎縮性測索硬化症/筋肉がだんだん動かなくなる病気)。
この治療の1つとして、ケイシーは聖書のある特定の部分を読む、ということも勧
めていました。(興味のある方はこのビデオを一度、ご覧下さい)
他にもケイシーは「あなたの態度が変わらなければ、どんな治療をしても無駄であ
る」ということも言ったことがあります。
ホリスティック療法っていうのは、そういう療法なんです。
それではまた!
(有)テンプルビューティフル メルマガ120号 2005年10月28日配信