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◆◇◆ 老いなき世界への第一歩 ◆◇◆ 819号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。
今日のメルマガのトピックは、食を減らす、ということですが、
私は、10月初めから、SNS(facebook、Twitter、Instagram)の半断食を始めて
います。SNSに時間を取られすぎないよう開けるのは1日30分以内にするという…。
今のところずっとクリア中!スマホは、1日にどのアプリを使っていたのか、その
時間の累計が分かるようになっています。うっかりすると合計時間が29分!という日
もありましたが、そんな日は翌朝までSNSは開けない(笑)。
スマホは楽しいツールですが、アナログな時間、スマホを置いて自然や世界を楽しむ
時間をもっとたくさん取ろうと思っていますー。
ブログ:SNSの半断食中
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いま話題の書『ライフスパン 老いなき世界』。
「老いること」について長年研究してきたシンクレア博士が、老いとは何か、どうすれば
老いのスピードを緩やかに出来るのか、ストップさせられるかについて書いた本です。
Amazon『ライフスパン 老いなき世界』
書店では目立つところに平積みになっていますし、Youtubeでは、この本を解説する
配信がいくつも見つかりました。
本文と解説で600ページ近くあり、さらに医学的な解説も多い本なので、一般の人は
なかなか手が伸びない本かもしれませんが、医療系の方は是非どうぞー。
さて、まずは、生物学的に自分がどれくらい若いか、老いが始まっているかを確認する
テストから。自分の今の状態を知るために、是非トライを。
1)腕立て伏せ
46歳以上の場合、20回以上できたら若い部類に入ります。
2)「座り立ちテスト(SRT)」
裸足で床に座り、両足をクロスさせる。そのまま手をついたりグラグラせず、クロス
した足のまま、スッと立ち上がれるかどうかを確認する。
・中年以上になると、どちらかの手をつかないと起き上がれない
・高齢者は、片膝をつかなくては起き上がれない
3)30秒、椅子立ちテスト
こちらはライフスパンの本には紹介されていない方法ですが、30秒間、椅子に座る
ような中腰から、立ち上がるという動作を繰り返します。
60~64歳の女性では12回以上、男性では14回以上が健康の目安です。
2)、3)については、こちらに画像つきで解説されています。
さあやってみよう!自分の死期がわかる、立って座るだけの簡単なエクササイズテスト。
私は腕立て伏せは全然ダメで、座り立ちテストはクリアでした!
…そして、この3つのテストで足腰の衰えや老いを感じた方、感じなかった方。
どちらの方も、これから出来るだけ、老いのスピードは緩やかにしたい、止めたいという
希望は共通ですよね。
若返り法として、いの一番に、そして「誰もが、間違いなく、確実に老いを止められる
確実な方法」として、著者が勧めているのが…
《食べる量と回数を減らす!》
身体の健康な機能を保てるくらいの食事はしても、決して過食はしない。
空腹でいると、サバイバル回路が始動し、長寿遺伝子にスイッチが入るので、食事の
量、回数とも少ないことは非常に有効らしいです!
よく言われていることですが、人間が何万年も前から闘ってきたのは飢餓。ですから
人間の身体は、何日も食べなくても生き長らえるようなシステムが出来上がっています。
その反面、1日3回も満腹となり、さらにその合間に甘いお菓子やジャンクフードが胃袋
に投入されてしまうような、飽食な生活には弱いのです。
本には、1990年代行われた実験が紹介されています。
将来、人間が宇宙に移住して暮らせるようになるために・・・という壮大な計画の一環
として、1990年代、アメリカのアリゾナに建設された人工生態系ドームの中で、2年間、
8名が自給自足をしながら共同生活をしました。
ところが、施設内での作物の栽培がうまくいかず、結果として実験に参加した8名は、
2年間という期間、何度も空腹に耐えなければならない、という生活をする羽目になり
ました。
ところが、この腹ペコな、カロリー制限がかかった生活は、彼らの健康増進に寄与して
いたことが分かったのです。
8名の身体に起こったことは、
体重が減る(15-20%)
血圧が下がる(25%)
血糖値が低下する(21%)
コレステロール値が減少する(30%)
でした。
1980年代、遺伝的には人間のイトコにあたるアカゲザルで長期にわたってカロリー
制限を行った実験では、20頭のサルのうち6頭が、人間でいうと120歳に相当する
年齢まで生きていました。3割以上が120歳まで生きた、というのは驚異的です!
生涯にわたってカロリー制限をしなくても、人間を使った実験で、月のうち5日間
だけ大幅にカロリーを落とした食事を続けただけでも、たった3ヶ月で、体脂肪の
減少、血圧降下、インスリン様成長因子―1(IGF-1 )に変化が起きるなどの健康効果
があったそうです。
このインスリン様成長因子―1(IGF-1 )の値は長寿と密接に関係があり、100歳以上
の長寿が多い家系にみられる因子、だそうです。
食の量や回数を減らす方法はどのようなものでもよく、
全体のカロリーを減らす
朝食を取らない、1日2食にする
週に2~3日は断食をする
月のうち1週間だけ、食を減らす
など、出来る範囲で行うとよいそうです。
私の周りには、1日1食という人、年に2回は断食をする、という人が数名います。
大阪の八尾で鍼灸師をしている森美智代さんは22年間、1日1杯の青汁を飲むだけ。
人間が生きていくのに必要だと言われている、たんぱく質、脂質、炭水化物はゼロと
いう食生活で、誰よりも元気に暮らしていらっしゃいます!
(しかも、体型は私よりふっくら!)
森さんのインタビューはこちら
インタビュー第23回:森美智代氏
Amazon『霊性を高める小食法』
Amazon『おうち断食で病気は治る』
その他、肉食(動物性のもの)を止める、運動をする、寒さに身をさらす・・・などの
有効性、そして若返りに効果があるという成分も本には紹介されていますので、興味を
持たれた方はぜひ本でお確かめ下さい。
Amazon『ライフスパン 老いなき世界』
まずは、Youtube視聴で、という方はこちら(他にもあります。。。)
もちろん、タバコや有害な化学物質、放射線は老化を早めるので、それらを出来るだけ
取らない生活、ということは必須です。
ケイシー療法では、【リンゴダイエット】代表としたフルーツダイエットを季節に行い
ます。これからはリンゴが美味しい季節。3日間、リンゴだけを食べ続け、最後に
オリーブオイルを飲む方法は、簡単で、しかも空腹に耐えることがないので、オススメ
です。
これについては、いずれまたメルマガでご紹介したいと思っていますが、
まずはこちらでご参照下さい。
0505:秋はフルーツダイエットの季節でもあり
0618:要注意三大果物
ということで、
今日も、ランチをガッツリ! と思われた方。軽めがいいですよ~。
家の中も、断捨離や片付けをして家の中に置くものを厳選して少なくすることが人生を
好転させる秘訣だ、ということはもうずっっっーと言われ続けていますが、食事も同じ。
そして、よい人間関係を築くことも幸福度と健康度を高めるので、よい人間関係を
築くことも重要です。
ブログ:健康と幸福度を高める秘訣
食欲の秋ではありますが・・・
これからは「美味しいものをお腹いっぱい食べる」より「お腹が少し空いている」こと
が美と若返りの秘訣であり、美徳とされる時代が来るんじゃないかなぁ。
それではまた!
(有)テンプルビューティフル メルマガ819号 2020年10月23日配信