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エドガー・ケイシー流 まぁるい 生活
0596:イエスの教育係だった二人の女性

0596:イエスの教育係だった二人の女性

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     ◆◇◆ イエスの教育係だった二人の女性 ◆◇◆ 596号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。

南仏旅行の余韻で、引き続き、ケイシーによる聖書の世界へ…。
今日は、イエスの教育係だった二人の女性について…。


ケイシーによると、イエス・キリストは、普通に暮らしていた青年にある日突然啓示
や天啓が降り、神の教えを伝え始めたわけではなく、人間サイドが、神のひとり子、
人々の救世主となるべき魂を受け入れることのできる肉体を準備し、ようやく迎え
入れることのできた魂であると述べています。

そのため、エッセネ派という浄化と霊的修業を行う特別なグループが何世代にもわ
たって、自らの肉体と魂の浄化を行い、さらにそのグループの中でも、神の子を生む
めの器となるべき女の子たちが選ばれ、他のメンバーとは離れ、特別な養成所で修業
に励んでいました。

このあたりのことは、2010年のメルマガ「聖母マリアの健康法」でちょっと触れて
います。イエス誕生には壮大なドラマが背後に広がっているんですね〜。



…そしてイエス誕生後、ジョシー、ジュディという二人の女性がイエスの教育係、
指導者として、イエスにずっと付き添っていったとケイシーは述べています。


ジョシーは、特別な養成を受けていた12人の女の子の中から、聖母マリアが「イエス
を生む女性」に選ばれたとき、そばにいた一人でした。

そしてイエスが生まれた後、ヘロデ王の大虐殺から息子を守るため、一家がエジプト
に移り住んだ後には、幼いイエスの世話をするだけではなく、マリアやヨセフと共に
当時アレキサンドリアに保管されていた大量の書物の研究をしていた、とケイシーは
述べています。
*だから、ヨセフも単なる大工ではなかったわけですね。


聖書の物語の1つに、イエスが12歳のときのエピソードがあります。

両親であるマリアとヨゼフがイエスがいないことに気づき、探し回ってエルサレムの
神殿に3日後戻ってみると、イエスが神殿の境内で学者たちの真ん中に座り、話を
聞いたり質問したりしているのを見つけた。人々はイエスの賢い受け答えに驚いて
いた、という記述が聖書には書かれています。

この時のことをケイシーはこう述べています。

『ジョジーは、マリアとヨセフがエルサレムの都に行かれたとき、これに同行した者
達の中の一人であった。それはイエスが12歳のことであった。ヨセフとマリアがイエ
スのいないことに気づき、神殿に探しに戻られたときにも、2人が考えたのは、ジョ
ジーがイエスを世話しているということであった』1010-17

つまり、二人はイエスがいないことに、うっかり1日以上も気がつかなかったのでは
なく、イエスはジョシーと一緒にいるだろうと安心していたら違っていた、という
ことなんですね。


またジョシーは、イエスがとらえられたとき、ガリラヤにいた聖母マリアに「エルサ
レムに行くよう」説得した人物であり、磔となって亡くなったイエスを埋葬するため
の香料と油を用意したのも彼女であったとケイシーは述べています。

『ジョジーはこれらの活動において終始マリアと共にあった。だから、ご遺体を埋葬
する準備が行われたとき、このジョジーがこの世での幼児期を通して自分がお世話を
してきた方のご遺体の支度を聖別する香料と香油を持ってきた者であったからといっ
て、特に驚くほどのことがあるだろうか?』1010-17

『この期間を通じて、ジョジーは一度も結婚せず、この時代を通して終始「聖なる婦
人」の一人として知られた。イエスが捕らわれたとき、聖母マリアのもとに行き、
エルサレムへお出になるように説得した』1010-17


イエスのもう一人の教育係、ジュディについて、そしてイエスが若き頃、ジュディの
指導の元、何を学んだかについて、ケイシーは多くのリーディングを遺しています。


エッセネ派は「はっきりと言葉として発せられたものを大切にするだけではなく、夢
や幻、霊聴などの通常の体験を超えた超自然的なもの」を大切にしてグループだった
そうですが、その中でも、特にジュディは「霊聴や夢、前兆」といった霊的通信的な
体験を尊重しており、
『不可視の領域、未知の領域から訪問を受けたものーすなわち人間の諸活動の中に
現れる神の霊として崇拝されるものの訪問を受けたもの達の伝承されし体験記録を
研究すること』も、教育過程の中に含まれていました。
*興味のある方は是非、書籍『キリストの秘密』をじっくり読んで下さいねー。


イエスの指導者に任命されたほどのジュディの高い霊的知識は、両親の教育と共に、
彼女の元を訪れていた聖霊によるものでした。その内容には東洋の叡智も含まれてい
たそうです。そして彼女がエッセネ派に属してからは「エジプト、インド、ペルシャ
の行法」を学び、イエスが成長した後、イエスを外国に行って学ぶよう勧めたのも
ジュディであったとケイシーは述べています。

イエスはジュディの指導のもと、ユダヤの教義だけではなく、諸外国の霊的指導者か
らも様々に学びつつ成長していきました。

「道となり真理となるべき主の行動はいかにあるべきか、その知識を完成させるため
に」占星術も学んだとケイシーは述べています。


Q:ジュディによるイエスの教育について、どこで、どのような内容を彼女は教えた
のでしょう。また国外でイエスにはどのような課目を勉強させようと計画したので
しょうか?  
A:『預言である!どこでか? 彼女の家にて。いつか? イエスがペルシャおよび
それに続いてインドに行った12才から15、6才までの間である。ペルシャにいた頃、
イエスの父が亡くなった。インドにいた頃、ヨハネがまずエジプトに行き――そこで
イエスはヨハネと合流し、二人ともピラミッドあるいはそこの神殿にて秘伝者(イニ
シエート)となった』2067-11


ジュディは、天使の訪問を何度も受けたり、高い霊的体験を持つ一方で、夫と子供を
持つという普通の生活も送っていました。

しかし、ジュディたちエッセネ派の人々の生活は私達現代人には理解しがたいもの
であり、私達が同じような生活をするのは無理であろうとケイシーは述べています。

Q:ジュディの家庭生活やそのエッセネ派としての活動について
A:『これは、自らをこのような活動のための通路として取って置いた一人の人間を
描けばかくもありなんといったものであった。このような活動は、物質的な頭では、
あるいは物質的な理解力や概念では、きわめて理解しがたい。とりわけ、この意識万
能の時代にあっては。

なぜなら、あの当時の人間は神の道を歩んでいたからである。仮にもこうした諸々の
準備や心構えが存在しているのなら、こうした生活は現在においても可能ではあるが
到底耐えられるしろものではない』2067-11


…ジョシーやジュディといった女性がエッセネ派にいたこと、女性たちがイエスを
指導してきたことが聖書に全く触れられていないのは、女性としてはしごく残念です。

おそらく聖書の原典となるものには、その記述も含まれていたものと思いますが、
アレキサンドリアの図書館の破壊と、女性が高い地位についたり、女性が男性と肩を
並べる存在では都合の悪い方々によって、後の世に意図的に削られたのではないかと
想像しています。

男性中心の社会の中では、女性は蛇の誘惑に負け、エデンの園から追放される原因を
作ったという立場でいて欲しいわけで、もしかしたら、それがために、イエスの幼少
の頃からのこと、成人になるまでのエピソードがバッサリないのかもしれませんね。
私の勝手な憶測ですが…。


ケイシーの述べる聖書の世界は、まだまだ話題満載ですが、長くなるので、今回は
いったん終わりです。


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それではまた!

(有)テンプルビューティフル メルマガ596号 2016年5月20日配信

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