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◆◇◆ ひまし油湿布 基本のキ ◆◇◆ 573号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。
ご縁をいただき、昨日までの4日間、皇居と赤坂御所の勤労奉仕に行ってきました。
皇居内の清掃活動をさせていただくのですが、皇居内をご案内いただいたり、天皇皇后
両陛下、皇太子殿下の御会釈を賜ったりという貴重な体験をさせていただきました。
初日は朝5時半、その後は朝6時すぎに家を出る日々だったのですが、そんな早朝でも
すでに電車は出勤される方々で満席。こんな早朝から会社に向かう人が多いのかと驚い
てしまいました。
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先週、久々にひまし油湿布のご紹介をしたところ、何名かの方から「しばらく湿布を
していませんでしたが、あのメルマガを読んで、ひまし油湿布のことを思い出しまし
た。最近体調の悪さが気になっていたので、グッドタイミングでした」といった内容の
メールをいただきました。
暖かい秋とはいえ、これから一気に寒くなる季節。お腹を温めて行うひまし油湿布は
本当に極楽です。
そこで今日は、ひまし油湿布のミニミニ復習。
・・・というのも、私も店頭や電話で、お客さまにひまし油湿布についてお話しすることが
あるのですが、すでに湿布をされている方でも、時々、アレレ?という使い方でされて
いることがあります。
いったん誤ったやり方でスタートされてしまうと、それが「ひまし油湿布」なのだと
ご本人も周りの方にもインプットされてしまいます。
ということで、1回の湿布で最大限の癒しを引きだすための大事な3つのポイントを
お伝えしますので、知っているという方も、復習をかねて読んで下さいね。
①湿布に使うひまし油は「たっぷり」の量を。
まずはケイシーのリーディングを見てみましょう。
Q)ひまし油湿布はどのようにすれば良いですか?
A)『厚めのフランネルを3重か4重にして、それをひまし油の中に浸ける。そして、
この人がうまく耐えられる限り熱くして当てる』 665-2
Q)ひまし油湿布はどのように準備するのですか?
A)『まずオイルを温める。そこに、二重、あるいは三重、四重に折り畳んだフラン
ネルを浸し、軽く絞ってから体に直接当てる。湿布がなされている間は、1時間かそこ
らの間温熱パッドをその上から当てておくのも良い。終わったら、もちろん薄い重曹
溶液を使って体を拭き、体から酸を取り除き、また体から生じた自然の分泌物を除去
する』1034-1
フランネルをひまし油に浸す・・・とありますね。
忙しい現代人のために、出来るだけ手を汚さず継続できる方法として、私たちは、フラ
ンネルにひまし油を垂らす方法をお知らせしていますが、実は、いくつかのリーディン
グでは「垂らすのではなく浸すように」とわざわざケイシーが言及しているくらい、
ひまし油を十分吸収したネルの布をお腹に当てていきます。
*しかも、ネルは固くしぼらず、ひまし油が垂れるくらい軽く絞ったものを使うよう
勧めているくらいです。
ですから
*お腹にひまし油を塗ったあとで、乾いた布をお腹に置いている
*フランネルの布を3重、4重に折らず、1枚に切ってしまっている
*ひまし油をすこーしずつしか垂らしてないので、布がうっすらしか濡れてない
という方は、次回からはたっぷり十分!を心がけて下さいね。
②湿布中のひまし油は温める。
こちらも、リーディングを読んでみます。
『我々の見るところ、肝臓の部位にひまし油湿布をするのが有益である。 毎日1時間
の湿布を3日間行う。 体を温かくしておくために電熱パッドを当てる。これによって
オイルが良く吸収されるようになる。 ひまし油湿布を取ったなら、スポンジに重曹水を
含ませてふき取る』326-15
Q)ひまし油湿布は続けるべきですか?
A)『これらは非常に重要だ。あまり熱くし過ぎてはならないが、体がひまし油を吸収
するよう(な温度)にする。ひまし油が吸収されるにつれて、毒素が体内から排出され
るようになる』528-7
『フランネルを少なくとも3重にしたものにひまし油をたっぷり吸わせる。単にひまし
油をかけるのではなく、ネルにたっぷりひまし油が染み込むようにするのである。これ
を直接体に当てる。そして、1時間ほど、電熱パッドのようなもので熱を加える。もちろ
ん、熱すぎるほどではいけないが、体がひまし油を吸収するくらいに十分温度を上げる
こと』2837-1
十分な量のひまし油を含んだフランネル(湿布)をお腹に乗せるのも、その湿布を温め
るのも、自分の身体に癒しが起こるに十分なだけのひまし油を身体が吸収できるように
するため。
ひまし油を触った方はご存じのように、ひまし油はかなり硬いオイルです。そのひまし
油の分子活動を活発にさせて、肌に吸収させやすくするために温めることは大切なポイ
ントになります。
リーディングによっては、ただ温めるように、と述べているものもありますし、身体が
耐えるだけ熱く、と言っているものもあります。
販売できるヒーターは、温度設定がそれほど高くは出来ませんので、やけどを起こさな
い程度の適温ということになりますが、湿布をするときには、ヒーターで適温に温め
ながらひまし油で湿布を行って下さい。
*ヒーターを使いたくない方は、湿布を2つ作り、オーブン用の料理紙などに包み、
オーブンの保温設定温度で湿布を温めながら湿布をする、という究極の方法もあります
(あまりオススメはしませんが)。
③その週のひまし油湿布の最終日にはオリーブオイルを飲む
『毎週3日間連続でヒマシ油パックを行ったなら(毎週同じ曜日にする)、その後で、
少なくとも大さじ2杯のオリーブオイルを服用すること』3082-2
『3回目のヒマシ油パックを行ったその晩に、つまり、3日目の晩だが、少なくとも大さ
じ2杯の純粋のオリーブオイルを服用する』2149-1
『 ひまし油湿布を毎日1時間行い、3日間行ったならオリーブオイルを大さじ1杯ほど
飲む』5240-1
ひまし油湿布をすることで、いつも以上に排泄力が高まっています。オリーブオイルで
老廃物を洗い流しやすくします。湿布のあとのオリーブオイルは排泄促進剤としての
役割があります(大さじ1〜2杯が多く勧めた分量です)。
『・・・そして3日間のひまし油湿布が終わったところでオリーブオイルを飲むという一連
の手順を繰り返す。これによって、発疹を引き起こしていた体内の老廃物を排泄する
ことができ、排泄系に適正な協調が作り出されるようになるだろう』4072-1
最近は、ココナッツオイルでいいですか? フラックスオイルでいいですか?という
ご質問もあるのですが、私たちはケイシーの勧めた方法による湿布のやり方をお伝え
する立場にいますので、それがいい、ということはお伝えできません。
でもどうしても、ココナッツオイルがいい、フラックスオイルを飲みたいという方は、
オリーブオイルを飲んだ時、自分の好みのオイルを飲んだときの体感を感じてみたり、
キネシオロジーなどの筋肉反射で身体に聴いてみてはいかがでしょうか?
ただケイシーは、品質の高いオリーブオイルを、単なる食用油という範疇を超えた、
霊的なオイルという位置づけで述べたこともありますので、他のオイルを選んでいる
方も、時々はオリーブオイルを飲んでみて下さい。
なお、オリーブオイルは人によってはとても飲みにくいと思います。私はお水やお湯で
流し込んでいます。また3日目の夜に飲み忘れた場合には翌朝で大丈夫ですよ。
【おまけ−1】
よくある疑問、質問
●ひまし油は、肝臓を中心とした右側の腹部以外に使っていいでしょうか?
答えはYESです。
湿布の時間は通常のひまし油湿布に準じて1時間前後を目安にして下さい。
『硬化が生じたどんな部分においても、それを吸収する上でひまし油を使用するのは
有効である。もちろん、この特殊な状態に対してもひまし油湿布は腹部にかけて行うが
湿布は首、肩、臀部、下肢、そして硬化が起きているあらゆる部分に直接行うことだ。
それを、その部位の皮膚がリラックスし柔軟になり、その部位の血行が正常になるまで
充分な時間をかけて行う』528-8
Q)最近、痛みがひどいのですが、これにはどのように対処したらよいでしょうか。
A)『述べたように、ひまし油湿布をその部位にたっぷりと行うことだ。単に肉体に
当てるというのではなく、全身の循環が活発になり、体の他の部位と関連するのが感じ
られるようになるまで行う』528-8
●今は特に体調不調もないので、湿布は、たまにするだけ、でもいいでしょうか?
答えはYESです。
特に疲れたとき、ストレスを感じたとき。なんだか体調が思わしくないとき、ひまし油
湿布は心強い援軍になりますよ。
『述べたように、ストレスあるいは緊張がある時には――あるいは、体が非常に疲れた
時には――ひまし油湿布を実施するのに良いタイミングである』561-3
●湿布のあと、そのままにしておいていいでしょうか?
原則的に、答えはNOです。
ケイシーは重曹を溶かしたお湯で拭き取ることを勧めています(体内からしみ出た酸性
の毒素をアルカリ性の重曹湯で中和させる)。
『ひまし油湿布が終わったなら、少量の重曹水で拭き取ると良い。これによって、熱い
オイルを体に当てたことでその部位に吸収されて溜まった毒素を取り去り、体内を浄化
する』1699-1
もし、それが面倒であれば、直後のシャワーやお風呂に入り、重曹入りの石けんで、
洗い流すという方法もオススメです。
ソリーブソープ (100g) 1296円
【おまけ−2】
今回、リーディングを調べていて、興味深いリーディングを見つけました。てんかんの
青年に対して述べたものですが、ケイシーは、この青年に対し、新月直前の月齢28日目
にひまし油湿布をスタートするよう勧めていました。
全てのてんかんの人に勧めたものではありませんが興味深いですよね。
『定期的にひまし油パックを行うことを始める――できれば毎月の28番目の日に始める
のが望ましい――ただし、ここでいう毎月とは、月の位相に従って変化するものでなけ
ればならない。(中略) 毎回、ひまし油湿布を少なくとも3日間、1日1時間ほど行うの
が良い。 これを、この人が就寝する準備ができたところで行う』2286-1
28番目の月の形
そして、最後に、大切なこと。
ひまし油湿布をすれば、全てが解決する、ということはありません。
ご縁があって、ひまし油湿布を知った方は、これを機に日常生活、使っている日用品、
自分の身体への取り組み、特に食生活を見直して下さい。
ひまし油湿布をしながらトンカツを食べる、甘いケーキを食べる、という生活では、
期待している癒しは起こりにくいと私は思います。
ご参考までに
それでは、また!
(有)テンプルビューティフル メルマガ573号 2015年11月28日配信