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◆◇◆ ケイシー流・夫婦のギクシャク解消法 ◆◇◆ 581号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。
ケイシーリーディングには、『家庭と結婚』と索引がつけられているリーディングが
いくつもあります。
結婚をすること、結婚相手についての相談、円満な結婚生活を送る心構え、良いパー
トナーシップを築く秘訣、ギクシャクしてしまった関係をどのように修復したらいい
のか、離婚は是か否か、再婚はあるか、等々、結婚にまつわる様々な相談とケイシー
のアドバイスがそこにはあります。
カナダの風水コンサルタント、マークから風水を学び、家を通して夫婦や家族、自分
というものを見るようになってから、日本の、特に都心のご夫婦の絆がもろい傾向に
あることに気がつきました。
父親、母親としての役割はあるのですが、夫婦という単位はすでに消滅しており、
すでに互いを理解したり分かりあうことを放棄し、諦めているご夫婦があまりに
多い…。
農林業や漁業といった第一次産業や商売に従事しているご夫婦だと、夫婦の協力体制
が強いので、一緒に過ごす時間も長いですし、互いの存在意義が高いのですが、どこ
かに勤務されているご夫婦は、二人で過ごす時間を確保したり、相手のことに関心を
持つ努力をしないと、そのまま気持ちのすれ違いや家庭内別居が始まっていく危険が
はらんでいる気がします。
コンクリートに囲まれ、自然から隔離されているという環境も、家族関係に影響を
与えているんじゃないかなと個人的には感じているのですが…。
そこで今日は、結婚したパートナーを支えること、そしてギクシャクしてしまった
パートナーとの関係をどうやって修復したらいいのかについてのリーディングを少し
まとめてご紹介します。
結婚生活についてのアドバイスや助言をケイシーに求めたのは、やはり圧倒的に女性
のほうが多いので、アドバイスも妻目線ですが、夫にも十分応用できることなので、
男性も心して読んで下さいね。
【夫をどう支えればいいか?】
Q)夫のやっていることで、私に手助けできることがあるでしょうか。
A)『想いは行動である。いつも楽天的であるようにせよ。あなたの想い、あなたの
祈りが、彼が起きるときも、間違いを犯すときにも、いつも夫と共にあることを、
一日一日、彼に知らしめよ。彼の過ちを見過ごしてはならないが、それらを見咎めて
もならない。あなたが真に「助け手」であることを彼に悟らしめるのである。足かせ
や鎖になってはならない。説教したり、あれこれ指し図するのではない。助け手で
あれ』793-2
Q)夫の仕事をどうすれば助けることができるでしょうか?
A)『できるかぎり口を挟まないことだ。できるかぎり心地よい精神状態をつくって
あげれば大きな助けとなるだろう。助言や忠告を頭ごなしに命令してはいけない』
564-1
【夫婦仲良く、分かりあえる関係を築くには?】
Q)私はどのようにすれば、夫との関係を改善し、より幸せなものとすることができ
るでしょうか。
A)『いつも思いやりをもって接し、互いの活動においてより質の高い協力に向かう
よう努力することだ。夫のしていることに関心を持つようにせよ。そうすれば、あな
た自身が関心を持っているものに相手が関心を示すようになるだろう。強制するので
はなく、むしろ相手との協調的な活動とせよ。これらのことは人生と経験と人間関係
を価値あるものにするさまざまの事柄に寄与する』811-1
Q)どのようにすれば家庭生活をもっと心地よいものにすることができますか?
A)『あなたが人にして欲しいと思うことを、あなたが人にすることである。これは
単なる格言ではない。一人取り残されることで感情がわき上がる時に、あるいは、
大きな感情や望みがわき上がっているのにほとんど関心を向けてもらえない時に、
この格言を実行するのは容易ではない。しかし自分を相手の立場に置いてみて、立ち
止まり、考え、聞くことだ』2175-1
【家庭生活と健康】
Q)私の心身をボロボロにしている、この不幸な状況を克服するには、何をしたら
よいのでしょうか。家庭を守るには何をしたらよいのでしょうか。
A)『これは何よりもまず、この人自身が、人間関係や活動の中で肥大させてきた
自我と感情を抑制することが必要だ。それのみが為し得ることである』700-1
Q)家庭のこの状況は、私の肉体状態とどのような関係があるのでしょうか?
A)『述べたように、それは感情体と現実の体、つまり肉体との間の平衡をしばしば
乱している。それ故に、神経がいつも緊張している状態にある』69-5
【夫からの質問】
ようやく夫からの相談が見つかりました!
Q)私自身の家庭問題を、私はどのように解決したら良いでしょうか。何をすべきで
しょうか。
A)『逆の立場であったなら、状況が逆であったなら、自分はどのようにして欲しい
と思うか、それを生きることだ。覚えておきなさい。「あなたが他人からして欲しい
と思うことを、あなた自身が彼らに行え」という誡めは知恵の初めであるということ
を』 1950-1
Q)私の家庭生活をもっと幸せなものにし、妻が私の行動を喜んでくれるようになる
ためには、私はどのような態度を取るべきでしょうか?
A)『あなたの造り主に対してあなたが認められるように、恥ずることのない働き手
となり、真理の言葉を正しく使い、この世に汚されることがないように振る舞うこと
を学ぶことだ。あなた自身の家において、家族の者からして欲しいと望むようなこと
をあなた自身が行うことである。見せかけとして行うのではなく、あなたへの愛に対
する感謝を表すために、その気持ち、その希望をもって行うのである』
Q)どうすれば、私の子供達をもっと幸せにし、家庭生活をもっと喜ぶようにするに
は、私はどうすれば良いですか?
A)『彼らが誇りに思うような家庭を作ることである』1965-1
【何事もフィフティフィフティ、互いの努力が不可欠】
Q)結婚を末長く充実したものにするには、私はどのような努力をすればよいで
しょうか。
A)『結婚は互いが五分ずつの責任を分担する共同事業である。このことを理解しな
ければならない。「結婚から何が得られるだろうか」という考えの上に結婚を築くの
ではなく、「結婚において、私は何を与えられるだろうか」という考えの上に築くこ
とだ』2655-1
Q)結婚している相手が性的関係を望まなくなり、しかし、もう一方がそれをまだ
必要としている場合、この問題はどのように対処したら良いのでしょうか?
A)『それぞれの側が、それぞれが必要としていることを満たすように、互いに努力
することによってのみである』2035-1
【前世からのご縁】
Q)どのようにすれば、私は夫を幸福にし、精神的にも肉体的にも健やかにすること
ができるでしょうか。
A)『ゼルバベルの時代に、伴侶にとって大いに頼りになる者として出会ったように
(この人生においても)相手を勇気づけ、穏やかで思いやりのある言葉をかけ、自ら
の神に仕えようとするすべての人の心に力を与えるような、愛に溢れた経験を積み
なさい。なぜなら、人々の自立を助ける者は、一つの都市を征服する人よりも、多く
のものを獲得するからだ』2118-1
Q)どうして私は、困難な結婚生活を送る必要があったのでしょうか?
A)『この実体がローマでの過去生でもたらしたところの誤解ゆえに、その関係を
より良く理解することが必要であったからだ』2029-1
【晩年を迎えたパートナーとの関係を幸せにする】
Q)夫の晩年を幸福なものにするには、私は何をしたらよいのでしょうか。
A)『いつも優しくあれ――それがあなたの中で、また他の人達にとっても、一つの
世界となる。彼の1日1日を元気づけよ。欠点を見出すなかれ。良いところを見出
せ。長所を大きく見、欠点を小さく見よ。あなたが許されることを求めるように、
許す人であれ。あなたが夫を遇する時、あなたは神を遇しているのである』3412-2
【性格の不一致】
Q)私と夫との間の不和の原因は何ですか? どうしたら克服できますか?
A)『一致できぬ性格にある。 互いに「自分は優れている」という意識をなくさない
限り克服できないかもしれない。謙虚な気持ちで、罪を悔いる気持ちをもって、相手
と1つにならんがために、互いに相手のために良きものを求めなければならない。
それぞれが過去に約束したように』2071-2
【離婚】
ケイシーは、すでに結婚生活が破たんし、お互いの存在が苦痛で、関係修復も困難な
状況になってしまっている場合には、新しい人生を踏み出すことも勧めました。
そのような状況にならないよう、上記のアドバイスがあるわけですが、すでに関係が
終わってしまっているなら、離婚も前向きな生き方だと思います。
Q)私の家庭生活の問題に関してですが、私にとって夫と生活を続けることは最善な
のでしょうか。
A)『律法を正しく読むことだ。主が言われたように、そのような関係が苦痛以外の
何ものも、もたらさないような状態になったなら、そこから解放される道が与えられ
る』 2061-1
Q)困難な結婚生活に対して、私はどうしたらよいかアドバイスをお願いします。
A)『既に述べたように、もし自分のすべてを失ってしまうほど、結婚生活が困難な
ものになって行くなら、それによって汝の人生を台無しにするようなことがあっては
ならない。自分の義務や約束、役目について顧みることのない人々の活動によって、
汝が酷い苦しみを味わうことがないように対処することだ』2061-1
これらのアドバイスは、夫婦に限定されることではなく、人間関係のあらゆる場面で
言えますよね。
*自分がしてほしいと望んでいることを相手にする
*思いやりとやさしさを持って相手に接する
*お互いが相手を理解しようと努力する
そして、不和や争いの原因を相手に求めるのではなく、まずは自分自身の感情と態度
を変えてみる。
上記で紹介した3412-2のリーディングを言いかえると、
『今日、出逢う人を元気づける。その人の欠点ではなく、良いところを見出す。長所
を大きく見て、欠点を小さく見る。自分が許されることを求めるように、許す人に
なる。人に遇する時、私は神を遇している』態度でいれば、世界は平和になるなーと
思いました。
新しい家族を作ること、それを健全な形で維持することは人生の大仕事。
次回は『結婚をすること』『良き伴侶を見つける』をテーマにいくつかリーディング
をご紹介しますね。
それではまた!
(有)テンプルビューティフル メルマガ581号 2015年3月27日配信