エドガー・ケイシーを暮らしに活かす!ホリスティックの第一人者、Edgar Cayce専門サイトからあなたへ贈るメッセージ集

0572:美食より同化

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         ◆◇◆  美食より同化  ◆◇◆ 572号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。


週末は淡路島、昨日、おとといは丹後の元伊勢の神社巡りをしてきました。

日本人は宗教心がないと言われていますが、神主さんのいない無人の神社であって
も1つのゴミもなく清々しい空間が保たれており、地元の方が大切に護られているの
を感じました。

来月は高千穂に行ってきます。

今年は神社巡りからスタートしています。


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現在ソロシンガーとして活躍中のサンプラザ中野くんは、125歳まで生きることを目指
して、西式甲田療法を主軸に様々な健康法を実践されていますが、実際、健康であれ
ば、人の肉体は120歳、125歳までは元気に生きることができるのでは、と言われて
います。

親しくさせていただいているアメリカのグラディス・マクギャレイ医学博士は1920年
生まれですから現在94歳。今でも医師として、スピーカーとして現役続行中です。

サンプラザ中野くんのインタビュー(125歳について触れている部分はこちら)

グラディス・マクギャレイ医学博士のインタビュー


では、そもそも健康であるとはどういう状態なのでしょうか? 

125歳まで生きることができる可能性をみな同じように天から与えられていると仮定
して、何故、そこまでの寿命に到達できる人がいないのでしょうか? 

現時点では80歳、90歳でも十分長寿ですが、長寿を寿ぎながらも実際は寝たきりだっ
たり、病院通いをしていたり、何種類ものクスリを処方されているなど、グラディス
博士のように、90歳を過ぎても人生を謳歌し、毎日をはつらつと元気に暮らしている
高齢者となると、その割合はグッと減ってしまいます。

この差はいったい何がもたらすのでしょうか?


英語では病気をDiseaseと言います。

Diseaseになると自分も廻りもその状態に気がつき、また病名もついたりしますが、
Disease(病気)になる前段階、私たちは実はDis-easeの状態を経験しています。

このease ではない状態、つまり、心地よさや快適さが無く、何かバランスを崩して
おり、肉体的には熱があったり痛みがあったりするわけではないけど、かといって
自分は健康体だと高らかに宣言できない…。

あるいは朝、元気で機嫌よく目が覚めない、なんとなくイライラしている、気持ちが
シャキっとせずダラダラしてしまう…。病気ではないけれど、かといって、日々を
幸福感に満たされ機嫌よく生きてもない…。

そんな健康グレーゾーンのDis-ease状態がずっと続くと、いつのまにか、それがいつ
もの自分の状態でそれが自分の健康レベルになってしまったりします。

でも、これだと自分のポテンシャルを最大限発揮して地球での人生を謳歌できない
ですよね。


では、人が健康である、というのはどういう状態をさすのでしょうか?

健康の定義は様々あるでしょうが、ケイシーの健康哲学では、次の3つがそろって
いることを健康である、としています。

①ホリスティックである、全体的である
自分の人生のあらゆる側面で、心や身体、魂がホリスティックな状態である。心と
身体と魂が統合され、バランスがとれている。

②バランスが取れている 
身体の機能や心、魂の調和がとれ、均衡を保っている。

③適切な成長と再生をし続けている
健康のベクトルに向かって成長し、細胞が適切に再生し続けている。成長、再生が
止まれば、私たちは病気や死に向かいますし、反対にコントロール不能なほど過度に
細胞が成長、再生してしまうと、それは癌を創り出すことになってしまいます。


そして、この3つがそろった健康状態を達成、維持するために、ケイシーは下記の
4つがうまく働いていることが必要であると述べています。

① 循環作用
② 同化作用
③ 弛緩作用(リラックス)
④ 排泄作用

*この4つの内容をご存じない方は、こちらのサイトで詳しくご説明していますので
ご参照下さい。



どれも重要なコンセプトですが、今日は同化作用について少しご説明させていただ
きます。なぜなら、ここが躓きの石になっている人があまりにも多い。ここが変えら
れれば、あとの3つも自然に整ってきやすくなりますから。


さて、同化作用ですが、同化とは、食べ物や空気を身体に取り入れたとき、それら
から必要な栄養や成分を消化、吸収する能力、働きをいいます。食べ物を食べても、
身体はそのままの形で吸収したり使うことができないので、身体は必要な化学変化を
起こして栄養素に細かく分解する必要があります。そしていったん細かく分解した
栄養素を各臓器に運び、身体は自分を組み立てていきます。


私は最近、一泊旅行が多く、先日も大阪でホテル泊だったんですが、ホテルの楽しみ
はなんといっても朝食のヴュッフェ。そこで他の宿泊者さんがどんな料理をお皿に
盛られるか、たくさんの料理の中から何をチョイスされているか、けっこう気にして
みています。

先日の大阪では、目の前のテーブルには60代後半と思われる男性が座っていました。
テーブルの上をみると、山のようなロールパンとベーコンやソーセージ類、飲み物
として牛乳とオレンジジュース、そしてデザートにオレンジがいくつか置かれていま
した。

さて、この男性の朝食メニュー、いかがでしょうか?
栄養士の先生でしたら、炭水化物とタンパク質、そしてビタミンが取れる理想的な
朝食だと言われるかもしれません。


でも、同化という観点からみると、この男性の朝食は消化不良を起こしやすい。つま
り身体が化学変化を起こして食べ物を消化して必要な栄養素を吸収するのになかなか
パワーが必要な組み合わせになってしまっています(ついでにいうと、身体にカス
(毒素)が溜まりやすい組合せでもあります)。


*ケイシーリーディングにみる、極力避けたほうがいい主な食品の組合せ
 (消化不良を起こしやすい食事)
 ↓ ↓ ↓

●炭水化物と炭水化物
「デンプンの多い食品を一度に何種類も食べてはならない。なぜなら体内に過剰な
酸性状態をもたらすからである」(416-8)
例)ご飯とラーメン、 パンとポテトサラダ

●炭水化物と肉類
「タンパク質または肉と大量のデンプンを一緒に食べてはならない。なぜなら、消化
器系の消化液は、デンプンにはある反応を必要とし、タンパク質にはまた別の反応を
必要とする。さらに、この種のデンプンを組み合わせたタンパク質にはまた別の反応
を必要とする。従って、組合せとして、大量のデンプン質をタンパク質や肉と一緒に
食べてはならない」(416-8)
例)肉じゃが、牛丼などのドンブリもの、ハンバーガー、など

●ミルク入りコーヒー&紅茶
「消化作用に困難をきたすので、コーヒーや紅茶にはミルクを入れて飲んではなら
ない」(5097-1)

●柑橘類と炭水化物
「柑橘類は、それだけで食べれた消化を助けるが、穀類と一緒に食べた場合には、
胃の酸性状態を有害なものに変えてしまう」(481-1)
例)パンとオレンジジュース、ご飯の後のミカン、など


この男性がたまたま、この日の朝食だけ、このような組み合わせになっていたのなら
身体にはそれほどダメージはないでしょうが、毎日、そして3食がこのような組合せ
になっていたなら、身体は毎回の食事を消化するだけでエネルギーを消耗しています
ので、高齢になり免疫力が落ち始めると様々な不調が出やすいでしょうし、125歳まで
健康体で長生きする、というのは難しいかなぁと思います。


また日々の生活を考えても、消化することにエネルギーを消耗してしまっていると、
何かストレスを受けたときに、それに対応する余力がなく大きなダメージを受けて
しまったり、病気になったときに、その病を癒すためのエネルギーが足りないという
ことになってしまいます。

男性の場合は抜け毛が多くなった、髪が薄くなった、というのも食べ物の消化にエネ
ルギーを消耗しすぎて、毛髪にエネルギーを回せなくなっている、という可能性が
あるかもしれません。


冒頭に少し書きましたが、Dis-easeの状態。病気ではないけれど、健康とも言えない
easeではない状態を変えたかったら、まず毎日食べているものを

*消化しやすい食事の組み合わせを選ぶ
*身体が疲れない食べ方をする

だけで、身体に気力、体力が蘇ってくると思いますよ。


よく分からなかったら、

*一度にあれもこれも食べない
*品数を少なく、食べる量も少なく
*何も食べない時間帯を持つ(消化器官が空っぽの空腹の時間を作る)

ということだけでも気をつけるといいかなと思います。


そういえば、数年前、Webのコラムで、最近の『給食をまんべんなく食べない子供が増
えている』という記事がありました。

給食でパンとおかずと牛乳が出たら、まずパンを食べ、次におかずを食べ、そして
最後に牛乳を飲む、というふうに、1つのものを集中して食べる子供が増えたという
記事でした。

私が子供の頃は、三角食べをしなさい。つまりおかずとパンと牛乳はまんべんなく
どれも同時に食べましょうという指導だったんですが、消化という意味では、三角
食べよりも1つのものを集中的に食べたほうがよりスムーズなわけで、最近の子供は
もしかして、本能的に消化の良い食べ方を選んでいるのかしらと驚いた記憶があり
ます。


食後、自分の体内で何が起こり始めるかを考えて食事の内容を選ぶ、ということは
これまでしたことがないかもしれませんが、これから、ちょっとそこに意識を向けて
献立を考えてみてくださいねー。



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それでは、また!

(有)テンプルビューティフル メルマガ572号 2015年1月23日配信

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