エドガー・ケイシーを暮らしに活かす!ホリスティックの第一人者、Edgar Cayce専門サイトからあなたへ贈るメッセージ集

エドガー・ケイシー流 まぁるい 生活
0450:ケイシー宛の手紙から

0450:ケイシー宛の手紙から

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      ◆◇◆ ケイシー宛の手紙から ◆◇◆ 450号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。

猛暑が始まりました。何もしなくても汗がぽたぽた落ちてきます。
こんな時期、ひまし油湿布はどうしたらいいでしょう?とお問い合わせが入るように
なりました。

ケイシーは夏の暑い時期は、頭を氷枕で冷やしながら行いなさい、と言っているくら
いですから、可能ならば、夏もひまし油湿布は温めながら行って下さい。

というより、70年前と違って今の日本、オフィスワークは、ほとんど冷房でキンキン
に冷やされた室内で行うことになります。1日中冷房で冷やされた身体には、お腹を
温めながら行うひまし湿布は、最高の贈り物。

1時間ずっとは熱い・・・という方は、最初の15分だけヒーターのスイッチを入れ、
あとは余熱で湿布をする、というのはいかがでしょうか。その代わり汗をかきやすい
ので、一夏使ったフランネルは、1ヶ月をめどに新しいものと交換して下さい。

冷え性の女性には、特に夏こそやっていただきたい・・・!

ひまし油湿布についてご存じない方はこちら


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

1934年、ケイシーは、身体的に大きな障害を持って生まれた男の子(当時3才)に
対するリーディングをとり、自らの手紙を添え、父親あて郵送しました。


ほどなくしてケイシーは、その父親から「息子に悪性腫瘍が見つかり、医師からは、
もはや息子を助けられる可能性は少ないと告げられている」旨と、このような返事を受け取りました。


「・・・このような状況下、マッサージなど何の役にも立たないことはあまりにも
明白です。あなたが提案したバッテリーのように僅かな影響力しか期待できない装置
を使用してもまた同じことです。(中略)すべては時間とお金の無駄でした」


子供の深刻な状態。主治医の「助かる見込みは少ない」という診断。
それを前にして、ケイシーから届いたのは、あまりにも「簡単すぎる」治療法。

「こんな簡単な方法で子供が回復する、助かるハズがないではないか!」と父親が
憤りと絶望を感じたとしても、彼を責めることはできません・・・。


でも・・・

もしもこの父親がもう少し注意深く、そして何度も、ケイシーから送られてきた
リーディングを読み返していたなら、もしかしたら、わずかでも希望の光を感じる
ことができたのではないか。ケイシーがどのような人なのか、彼がどのような奇跡
を起こしてきたのか、少しでもケイシーの人となりや業績を知っていれば(この父親
は友人から勧められてケイシーのリーディングをとっています)、たった1ヶ月間
だけでも、試しにやってみようと思ってもらえたのではないか、と残念な気がして
なりません。


では
ケイシーはこの男の子にどのようなリーディングを与えていたのでしょうか?


ケイシーは、この男の子に対するリーディングの冒頭で、症状はかなり深刻である
こと、医学的には施しようがないことを述べています。

しかしながらケイシーは、この男の子に対し、
インピーダンス装置を通じて発せられる微細な電気的エネルギーの働きかけを行う、
オイルマッサージを施す、必要な栄養を与える、といったことを実施するなら、
「良い方向で諸々の変化を確認できるだろう」と述べています。

さらにこの子の治療は、その過程によって違うバリエーションが必要なので「この
治療を約1ヶ月間実施したなら、次なる指示を与えよう」と、希望ある言葉で結んで
いるのです。


父親がわずかな影響力しかもたない、と述べたインピーダンス装置についても
「・・・この極めて低位の電気的諸力は脈拍、身体末端(から)の神経エネルギーの
活動に非常に大きな活動を引き起こし、循環―リンパ、血液、また神経エネルギーの
循環―システム全体の影響力を正常、均一にする方向で改善するだろう。そうすれば
現時点では不機能状態に陥っている諸々のエリアを適切に拡張できるはずである」

と具体的に、かつ、その影響力の大きさを明示していました。

男の子本人が回復に向かうだけではありません。この男の子の治療に携わるすべての
人に大いなる成長があるとも述べています。

「・・・ここで指示されるやり方に従って治療が施され、心と身体と肉体を一致させ
ようとする態度が、この3才の男の子の関係者、治療に携わる人たちに示されれば、
関係者すべての心や魂を大きく成長させる経験になるだろう」と。


残念なことに、この「762」と通し番号が打たれた男の子の、次なるリーディングが
取られることはありませんでした。主治医が宣告したとおり、そして父親が受け入れ
たとおり、ほどなくして彼は亡くなってしまったのでしょう。


1934年、約80年前に取られたこのリーディング。「こんな治療、役にたたない」と
書き送った父親の言葉に、一読しただけの私でさえ、とても胸が痛み、悲しい気持ち
になりました。

ましてリーディングをとり、その内容を励ましの手紙とともに書き送ったケイシー
本人は、この男の子の父親からの返信をどのような気持ちで読んだのでしょうか?

ケイシーは常日頃から一途に祈る人だったと聞いています。ケイシーは、この男の子
のことを、そして両親のことを神にゆだね、祈ったに違いありません。

この男の子に神の御加護があらんことを・・・。


最後に・・・
ケイシーに携わっている者として、残念ながら、このような出来事は1934年にたった
1度、起こったことではなく、ケイシー存命中にも、そして21世紀の今もなお、起こ
り続けていることを私は知っています。

ケイシーの本を読んだり、ケイシーのリーディングにご縁があった方が「自分の深刻
な症状は、こんな簡単な方法でよくなるハズがない」と何も始めないままに本を閉じ
てしまったり、頭から否定されることは、よくあることなのです。

奇跡は劇的で、すぐに見える方法で起こるのではなく、インピーダンス装置のように
何も感じないほど微量なエネルギーからもたらされたり、日々施される穏やかなオイ
ルマッサージや、日々の食事から、あるいは内側の変化からもたらされるかもしれ
ないのに・・・。

762番の男の子は3才という幼い年齢だったがために、本人の意志ではなく、父親の
意志で、ケイシーのリーディングは実行されませんでした。

でも、私たちは大人です。ケイシーの本だけではなく、癒しについての本は膨大に
出版されています。今も残るケイシーリーディングは、たとえ英語であっても、自宅
で読める(翻訳ソフトを使えば、多少なりとも意味がわかる)時代が到来しています。

目の前にある機会を前にして、何もすることなく、廻れ右して引き返すのはなんとも
もったいない、と思ってしまうのは私だけでしょうか。



*ケイシーが762番の男の子に勧めたインピーダンス装置についてはこちら

*日本エドガーケイシーセンターでは、膨大かつ難解なケイシーリーディングを
翻訳ボランティアの方々と少しずつ翻訳しており、現在のところ約1割が日本語に
なっています。会員になればその翻訳文をネットを通じて読むことができます。
このメルマガの記事も、その邦訳文を活用させていただいています。

ケイシーリーディングの原文を読みたい方、また自分の英語の能力を生かし、ケイ
シーリーディングの翻訳をサポートしたいと思われる方は、ケイシーセンターまで
お問い合わせ下さい。



それでは、また!

(有)テンプルビューティフル メルマガ450号  2012年7月26日配信

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