エドガー・ケイシーを暮らしに活かす!ホリスティックの第一人者、Edgar Cayce専門サイトからあなたへ贈るメッセージ集

エドガー・ケイシー流 まぁるい 生活
0428:「転生の秘密」新訳にて再発刊

0428:「転生の秘密」新訳にて再発刊

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    ◆◇◆ 「転生の秘密」新訳にて再発刊 ◆◇◆ 428号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。


明日まで福岡-由布院あたりを友人と廻っています。

海外旅行も好きですが、海外に行けば行くほど日本が大好きになります。不思議話が
好きな私としては、日本中に不思議が溢れていて、飽きることがないですね。


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「エドガー・ケイシーの本」と云えば、まず最初に上げられるのが「転生の秘密」。
ケイシーの本をたくさん出版している「たま出版」の記念すべき出版第1冊目の本で
もあります。

日本に翻訳されたのがもう50年前。

翻訳された多賀さんは結核で入院中の病室でこの本を翻訳し、残念ながら、出版前に
亡くなられたと聞いています。

非常に格調高い翻訳なのですが、残念なことに若干の誤訳があったり、今となっては
古めかしい日本語が使われているため、このたび、全面的に翻訳をし直して新版と
して出版されることになりました。

このあたりのことを新版の翻訳を担当した光田秀はこう書いています。

『こうして多くの読者に多大な霊的感化を与えてきた本書ではありますが、さすがに
半世紀を経てみると、現代の(特に若い世代の)読者にはいささか古めかしく響く
表現や、一読しただけでは意味のわかりにくい文語調の表現などが目につくように
なり、それがために読者に敬遠されるというまことに惜しむべき状況が現れるように
なりました。

 そこでこの度、本書に新しい生命を吹き込むべく、全体にわたって文章を見直し、
古風な表現や文語調の表現を平易な表現に改め、また明らかな誤訳と思われるところ
は訳を改めるなどして、改訂新訳として出版することになりました。

 改訂にあたっては、できるだけもとの格調ある文章をそこなわないように心がけ、
現代の読者が違和感を覚えるであろう表現を改めるにとどめるように致しましたが、
どうしても訳し直しが必要なところについては、将来に悔いを残すことがないよう、
しっかりと改訳いたしました』


最初の翻訳が素晴らしいものでしたので、よく読み込まないと違いはあまり感じられ
ないかもしれません。

その中でごく一部を紹介させていただきます(なお、下記でご紹介する翻訳は初稿
です。この後、さらに推敲が重ねられている可能性があります)

3章 人生の謎への解答
   ◎生まれ年から前生を読む
   ◎人口増加による余分の魂はどこからきたのか
   ◎アカシァ――すべてが記録されている次元

●旧版
『ケイシー自身のライフ・リーディングによると、彼は数百年前エジプトに住んで
いた偉大な神秘力を持つ高僧であったが自我がつよく官能的であったため、身の破滅
をまねいたのであった。その後ペルシャに生まれたときには内科医だった』

↓

●新訳
『ケイシー自身のライフリーディングによると、彼は一万年ほど前のエジプトに
住んでいた偉大な神秘力をもつ大祭司であったが、自我がつよく官能的であった
ため、身の破滅をまねいた。その後、ペルシャに生まれたときにはある部族の族長
だった』


13章 結婚と女性の運命
   ◎遠い昔にはじまった連続物語
   ◎いま私に求婚している青年と結婚すべきでしょうか
   ◎結婚相手の選び方

●旧訳
『問 いま結婚するのはよいでしょうか。
 答 よい人が見つかればいつでもよい。それは縁次第です。

家庭は誰もが得ようと努力している最後的調和の状態です。

家庭をぜひあなたの本業になさい。なぜならこれこそすべての人が地上でなすことの
できる最大の仕事ですから。家庭と職業の両方が与えられている人も少しはいます。
しかしあらゆる職業のなかで最大のものは家庭です。それ故、これを回避するものは
それに代わるだけのことをしなければなりません』

↓

●新訳
『問 いま結婚するのはよいでしょうか。
 答 よい人が見つかればいつでもよい。それは目的の絆による。

家庭は誰もが得ようと努力している究極の調和状態です。

 家庭をぜひあなたの本業にせよ。これこそすべての人が地上でなすことのできる
最大の仕事である。家庭と職業の両方が与えられている人もいる。しかしあらゆる
職業のなかで最大のものは家庭である。それゆえ、これを回避するものはそれに
代わるだけのことをしなければならない』



この転生の秘密には、美しいフレーズ、心の琴線にふれる文章がたくさんあります。
何度読み返しても、新しい感動があります。


先週、先々週と「年をとること」について書きましたが、21章には老いについて、
ケイシーの哲学が紹介されています。ごく一部ですが、この一部分を読むだけでも、
魂が鼓舞する感じが沸いてきます。


21章 人間の諸能力の背景
   ◎転生がわかれば老年という人生の終末期はありえない
   ◎才能はすべてその人がみずから稼ぎ取ったものである
   ◎かたつむりが枝に行きつく頃にサクランボは実る

●新訳
『ある老人は、花を咲かせようと一生懸命である。彼がいかに努力しても、ダリア賞
はおろか、園芸雑誌で広く全国に紹介されることもないだろう。しかし、この老人は
将来何度か生まれてくるあいだに、いつか植物学者になるための、園芸上、植物上の
知識の基礎を築き上げているのだ。

ある中年婦人の芸術に対する努力は、家族や友人にたえず愉快なウィットの材料を
提供するばかりでない。きたる未来、バチカン宮殿の礼拝堂に聖画を描くほどの能力
の下地をつくるのに役立っているのである。華やかな演奏生活への夢をすてて、
くる年もくる年も地味に辛抱づよくピアノのレッスンをみている音楽教師は、その
行動が、将来世界的な名声と喝采を受ける道に通じるのだと悟るなら、この先も忍耐
づよく歩みつづけるだろう。

メトロノームの拍子は、彼女の意識下に正確なリズム感を植えつけてゆく。速度の
練習や指の練習、前奏曲、ソナチネ、即興曲、フーガなどを毎年くり返し練習する
ことは、彼女の音楽的な記憶に、深い調和の印象をきざみつけてゆく。それゆえ、
来生には、あるいは2、3代おいた先の人生には、彼女はその時代の大演奏家に
なり、天性の即興演奏や非凡な速度感覚で同時代の人々を驚嘆させるかもしれない。

輪廻の概念によるならば、いかなる努力もけっして無駄にはならないのである。
もしカルマが、犯した悪業を罰するのに公平な厳格さをもって臨むならば、それは、
払った建設的な努力に対しても同等の、公平な厳格さをもってはたらくはずである。
この重要な事実がわかれば、絶望などは事実上あり得ないことが納得される。

自分はいかなる瞬間にも自分自身の未来を創造しているのであり、未来の基礎を築い
ているのである。それは、この瞬間に積極的かつ建設的な努力をしているか、それと
も表面的挫折に屈伏して消極的になってしまうかによって決まるのである』


転生の秘密の原題は「Many Mansions」
この原題は、以下の部分を顕しています。


24章 処世哲学
   ◎助けを求める悲痛な叫び
   ◎死は人生の終わりではない
   ◎宇宙の創造的エネルギー=神とあなたとの関係を理解しなさい

●新訳
『ヨハネ伝14、15、16、17章を読むことだ。「わが父の家には棲家多し」。この
くだりを一分や一時間でなしに、数日間にわたってじっくり考えてみよ。父とは
誰か。棲家ということばは何を意味しているのか。父の家には棲家多しとは何のこと
か、どんな家なのか考えてみよ。

それはあなたの体のことである。それは神殿である。からだには多くの棲家、多くの
神殿がある。その体はあるときは大邸宅として、あるときは普通の家として、また
あるときには小さな小屋として何度も地上の経験をくり返してきたからだ」



ケイシーがリーディングであかした輪廻転生の不思議、法則、地球に生まれてくる
意味などが、様々なエピソードとともに描かれています。

ケイシーの本は数ありますが、この「転生の秘密」は人生の様々な場面のなかで、
おりに触れて開きたくなる1冊。

旧版をお持ちの方も多いと思いますが、ぜひ新訳でもお楽しみ下さい。

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(有)テンプルビューティフル メルマガ428号  2012年02月10日配信

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