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◆◇◆ 魂を揺さぶる「ケイシー流黙示録講座」 ◆◇◆ 424号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。
聖書の研究者にとっても聖職者にとっても、意味不明だと言われるヨハネの黙示録。
多くの方は、黙示録は地球破滅の預言書ではないかと信じていますが、ケイシーに
よれば、黙示録は私たちの心や身体の反応と深い関わりがある。それだけではなく、
私たち1人ひとりの霊的成長の道のりを顕していると述べています。
つまり、黙示録は、恐ろしい世界の終わりを記したものではなく、霊的な目覚めを
経験している魂、霊的に生きようと努力している人が経験する心と身体の変化を
示した水先案内、ガイドブックのような書なのです。
ケイシーがヨハネの黙示録を研究するに至ったきっかけは、ある精神的に不安定な
女の子のリーディングを取ったことから始まります。
その少女へのリーディングで眠れるケイシーはこう述べました。
「その女の子の精神的不安定さは、月の満ち欠けと深く関係している。彼女の精神
状態と月の動きを観察していったなら、廻りの人は彼女の心の動きを理解し、どう
対処したらいいか分かるようになるであろう。
さらに、この女の子の主治医は黙示録を勉強をするならさらによい。なぜならこの
少女の心の中で何が起こっているか、それが黙示録に書いてあるのだから。黙示録を
学べば、主治医はもっとよい治療を彼女に施すことができるであろう・・・」
そして、こうも述べました。
解剖学の辞書を横に置いて黙示録を読み解くなら、黙示録が私たちの身体と深い関わ
りがあることが理解できるであろう・・・。
先週のメルマガで私は、ケイシーは霊的理想、精神的理想、物質的理想を掲げて生き
ることの重要性を何度か述べていたことをお伝えしました。
驚くことに、ケイシーによれば「霊的理想を設定し、それを生きること」について、
実は黙示録第11章にしっかと書いてあると言うのです。
第11章には、こうあります。
「それから、わたしはつえのような測りざおを与えられて、こう命じられた。『さあ
立って神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々とを、測りなさい。聖所の外の庭
はそのままにしておきなさい。それを測ってはならない。そこは異邦人に与えられた
所だから。彼らは42か月の間この聖なる都を踏みにじるであろう』(以下略)」
ここが霊的理想とどう関係しているのか・・・?
ケイシーによると、この部分はこのように読み解いていくのです。
●神の聖所と祭壇を測る
「我々がいかなる霊的理想を持っているかを測りなさい」ということ。しかしその
理想の高さを測る尺度は、自分自身が持っている『測り竿の長さ』ーつまり自分の
霊的高さに依っている。霊的理想が高ければ高いほど、測り竿は長くなるが、霊的
理想が低ければ、自分が持つ測り竿は短くなる」
●礼拝している人々(の数)を測る
「自分が掲げた霊的理想。では私たちは日々、どれだけ実践しているのか、近づこう
とどれだけ努力をしているのか? 霊性を高めるために自分が実際に行っている、
その努力の程をはかりなさい」
●神殿の外の庭はそのままにしておけ、測ってはいけない
「それ以外のこと(霊的なこと以外)は測る必要はない。つまり、金銭的な豊かさや
物質的な豊かさを生きる主目的にしてはいけない。物質的な豊かさを生きる目的に
掲げ、測っているのは異邦人/霊的な理想のない人たちのすることである。
例えば、給料の高さや会社名で仕事を選んだり、人を測るのではなく、魂の高揚感や
充実感を基準に仕事を測る。そういう生き方をせよ」
●彼らは、42か月の間この聖なる都を踏みにじるであろう
「霊的理想無しに生きる人たちの人生は混乱に溢れている。私たちも霊的理想が無け
れば、カオスの中で生きることになる。
人は、霊的理想を掲げて生き始めたしばらくは(42ヶ月間/ケイシーが細胞全てが
入れ替わると述べた7年の約半分位)は、その混乱が起きるかもしれない。しかし
いずれ、それもおさまる。またたとえ、混乱が生じたとしてもそれは神殿の外だけで
ある。私たちの内的な部分、霊性は影響を及ぼされることはない」
うーん、まいった!という気がしませんか?
ケイシーが残した最大の遺産と言われる書籍「神の探求」。これは読み物ではなく
霊的成長を促し、魂を鍛えるためのテキストブックなのですが、すでにこの「神の
探求」に取り組まれている方にとって、あるいはすでに「霊的理想」を掲げ、そう
生きようとしている人にとって、ケイシーの黙示録の説明は、非常に納得のいくもの
ではないでしょうか。
あ~、私はまさに黙示録に書かれていることを体験していると。
例えば、そう生きようと決心したとたん、自分を試すように、心を掻き乱すような
ザワザワと居心地の悪い出来事が起こったり、自分の感情を乱されるような人と
出会ったり・・・。
私が初めてケイシーの黙示録について身近に感じたのは1998年。ケイシーの精神病
治療のリーディングを深く研究されているデイビッド・マクミラン氏を東京に招いて
講演会を開催したときのこと。
マクミラン氏はかつてご自身がケイシー財団の本部があるバージニアビーチに引越を
された当時経験した「辛い体験」をこう表現されました。
「それは口に甘くて、胃に苦かったんだよ」と。
ケイシー財団があるバージニアビーチに引っ越せば、霊的にも高められた人たちと
出逢い、夢のような日々が始まると思っていたら、それとは全く反対の出来事が
続いた・・・。
黙示録の第10章にはこうあります。
「わたしは御使の手からその小さな巻物を受け取って食べてしまった。すると、
わたしの口には蜜のように甘かったが、それを食べたら、腹が苦くなった」
まさに、口に入れたときには甘く感じるのに、飲み込んだあとの苦さ・・・。
霊的に成長する過程では、この苦さを味わう時期が必ずあるんですね。
2月4日、テンプルでは「理想を設定する」というセミナーを開催します。
霊的理想、精神的理想、物質的理想の指針ができたなら、次は、霊的成長の過程で
何が起こってくるのか、それを黙示録を通じて学んでいきたいと思います。
★そのため、講座の日程も「理想の設定」→「黙示録」という流れになっています。
実は、2010年に開催した1回目の講座はトータル5時間でした。
が、時間が全く足りず黙示録12章あたりで時間切れ。参加者の方々から、ぜひ2回目
をというお声にお応えして、すぐに第2回目を開催。
第2回は、旧約聖書の創世記も含めつつトータル9時間、2日間にわたり、じっくり
聖書に浸るハズでしたが、それでも時間が足りない・・・。
そのため今回は、2日間、朝から夕方まで合計10時間半(ランチ休憩はのぞく)の
講座になっています。
講師も大変ですが、参加者もひたすら話しを聞き続ける10時間半。
でも、心躍る、魂の高揚感を感じる講座なので、時間はあっという間です。
一応、テンプルの黙示録講座も、この第3回を持ちましていったん完了。
おそらく、しばらくは黙示録講座は開催しないと思いますので、興味がある方は、
ぜひこのチャンスをお見逃しなきよう、ご参加下さい。
●2010年に開催した黙示録講座に参加された方々の声(ごく一部です)
「目からウロコです。霊的成長のためのこんなに深いメッセージが込められていた
なんてもうビックリです。『我々は毎日創世記をやっている』『無意識に黙示録を
体験している』と言われて驚きましたが、納得しました。聖書って読む角度により
こんなにも面白いんだ。我々の魂に語りかけてくれる聖書、素晴らしいです。楽しい
楽しい2日間でした」AY様
「とっても楽しい時間を過ごすことができました。ひと言でいうと、凄い!です。
壮大なファンタジーのようで怖い場面も出てきて、しかも意味不明な黙示録が、ケイ
シー流に解釈すると、辻褄があって、素晴らしい書であることが分かりました。
まさか霊的成長のことが書いてあるとは思いませんでした。本当にケイシーって
素晴らしいと感じました」 T様
「大変素晴らしい黙示録講座でした。ケイシーの聖書解釈の深さに思わず呼吸が
止まる思いでした」G様
「まったくもって不思議な体験であった。
最近話題の2012年問題のヒントになればという感じで参加したのに、根底から今まで
の思いがひっくり返された感じだった。黙示録が肉体と精神と魂のとらわれと解放の
プロセスを顕しているとは!
比喩や象徴はものごとを分かりやすくするために使われているはずなのに、これでは
100回読んでも分からない。何故分からないのかを質問したら『真に必要とする人、
真にわかりたい人の為に、あえて分からないように書いてある』とのこと。
この説明もわかりにくい解答であったが、妙に魅力的な表現であった。
20世紀最大の霊能力者といわれるケイシーがこのような黙示録の解釈をしていたと
いうことが、世にあまり知られていないのも不思議な気がした」(千葉県 徳江様)
【魂を揺さぶる「ケイシー流黙示録講座」】
*このセミナーはすでに終了しています。
黙示録講座の内容は、DVDに収録しています。
「ケイシー流黙示録講座」
講座には参加できないけど、ケイシーの述べた「ヨハネの黙示録」を学びたい
方は・・・
★読み進めるには忍耐が必要ですが、ヨハネの黙示録についての解説書が1冊だけ
あります。「黙示録の解読」
★少しだけ黙示録に触れている本 「超能力の秘密」
★かつて開催された聖書講座全33回分の講座をおさめた「聖書講座全集」の31~33回
の講座が「ヨハネの黙示録」について。
この3回の講座部分だけでも合計456分(7時間半!)。
「聖書講座MP3版」
★心の病についてのケイシーリーディングを深く学ばれたデビッド・マクミラン氏の
講演録「心の病を癒すホリスティック療法」でも、黙示録について少し触れていま
す。
[聖書講座全集]の音声は一部、Youtubeで聴くことができます。
今回ご紹介した黙示録11章の部分の音声はこちら
(有)テンプルビューティフル メルマガ424号 2012年01月13日配信