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◆◇◆ 一家に一袋のエプソムソルト ◆◇◆ 385号
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アメリカに行ったら、私が真っ先に行っていることが1つ。
それは、ケイシー流の「時差ボケ対策」のお風呂に入ること。
ケイシー流時差ボケ対策風呂には、エプソム塩と重曹が必要なため、事前にアメリカ
の友人に頼んで用意しておいてもらうか、ホテルの人にドラッグストアの行き先を
聞いて買いに走るか、いずれにしても、早い段階で必ず、そのお風呂には入るように
しています。
長湯をするので少しぬるめのお湯に入るのですが、それでも湯冷めせず、そして
そのままのリラックス状態でベッドに入って一寝入りすれば、目覚めたときには
長旅の疲れもかなり軽くなっています。
ケイシー流の時差ボケ対策風呂についてはコチラ
これまで日本では、エプソム塩の入手が難しく、どうしても欲しいときには、薬局に
頼んで1ケース単位で取り寄せてもらうなど、入手には苦労していました。
しかも値段も高い。
さらに数年前までは天然重曹もあまり売っていなかったために値段も高く、時差ボケ
対策風呂に入ろうと思ったら、1回分2000円はしてしまう超高級お風呂に。
なので、そのお風呂はアメリカに行ったときだけの、ひそかな楽しみでもあったん
ですが、そのエプソム塩が、ここにきて、入浴剤として日本でも簡単に入手できる
ようになりました。
エプソム塩の日本名は硫酸マグネシウム。海水に多く含まれる成分で、ソルト(塩)
と書きますが、いわゆる塩ではありません。ですから料理には使わないで下さい。
アメリカのスーパーやドラッグストアでは牛乳パックよりも巨大なパックでエプソ
ム塩は売られており、もっぱらバスソルトとして使うのが一般的なようです。
エプソム塩(硫酸マグネシウム)についてのウイキペディア
実は、ケイシーもエプソム塩をリーディングの中でよーく勧めています。
エプソム塩の一番使いやすい方法は、やはり入浴剤(バスソルト)として。
身体を温める働きがあるので、まだまだ寒いこの時期、冷え性や血行不良の方には
ぜひお試しいただきたい。市販の「温泉のもと」にも、よく使われているそうです。
【入浴用としての使い方】
特に、関節のこわばり、筋肉痛、関節炎、リウマチの方。冷え性や血流の悪い方、
アトピーや乾癬の方に勧められます。
エプソム塩の量:最初の頃は少なめに。お風呂のお湯に対し、大さじ2~3杯から
スタートして、カップ1~2杯くらいまで、少しずつ身体を慣らしながら量を増やし
ます。
お湯の温度:最初はぬるめのお湯に。身体が慣れてきたら、お風呂の温度を少しずつ
高めて。
入浴時間:最初は10分程度。身体を慣らしながら、必要であれば2~30分くらいまで
ゆっくり長湯。
浴槽の中で身体をほぐしたり、さすったりしてマッサージをされるといいでしょう。
身体が熱くなりすぎたと感じたら、冷たく冷やしたタオルで頭や首を冷やすといい
かもしれません。
大切なことは、無理せず、急がず。
アトピーや乾癬の方は、重曹とエプソム塩を半々ずつ入れた「重曹エプソム浴」も
オススメです。テンプルで扱っているエプソム塩は粒子が細かいので、直接、肌を
エプソム塩でマッサージする方もいらっしゃるそうです(痛いときは中止して下さい)。
憶えておいていただきたいのは、エプソム塩には血行促進の働きがあるということ。
もともと血行がよくなるうえに、さらに温度が熱かったり、長湯をすると身体に
かなり負担になります。過ぎたるは及ばざるがごとし。特に最初の頃は、長時間の
入浴にならないよう、ご注意下さい。
身体が慣れないうちは、のぼせて貧血を起こしてしまいます。
特に心臓の悪い方、高血圧や血液系の持病のある方は、カラスの行水程度に。ご高齢
の方、子どもの入浴には、必ずご家族の目が届くようお願いします。
さらに、関節炎の方には、エプソム塩のお風呂に入ったあとミルラ入りのオイル
(オイルテラ6番)やピーナツオイルでマッサージすることが勧められています。
エプソム塩風呂→オイルマッサージのコンビネーションはさらに効果を高めます。
関節炎の方へのリーディング
「そのお風呂に入っている最中に、マッサージを施す。特に、足、仙骨からお尻に
かけて行う。その後で、たっぷりとシャワーを浴び、そして、等量のオリーブオイル
(加熱したもの)とミルラチンキを混ぜたものを、下肢、足、仙骨、腰椎、背骨全体
によく擦り込む」3599-1
「エプソム塩浴を週に一度行う。150g~240gのエプソム塩を、首までしっかりつかる
くらいのお湯に添加する。(中略)お風呂の温度は体が長時間耐えられる限り熱く
する。風呂が冷めてきたら、熱い湯を足すようにする。最低でも風呂の中に25分
から30分は浸かっておくようにする」951-1
※何度も書きますが、最初の頃は、ぬるめに入り、長湯をしないように!
※この後、シャワーで洗い流し、オイルマッサージで徹底的にマッサージする。
オイルテラ#6(ミルラ配合)120ml 6582円
ピーナツオイル 180ml 2859円
リウマチへの方へのリーディング(足湯)
「(ミルラの入ったオイルでマッサージしたあと)エプソム塩で飽和した溶液を
使って足湯をすること。足首だけでなく、膝のところまで浸けるようにする」99-5
血流は健康維持の基本。血行がよくなることで改善できる症状をお持ちの方には、
「温泉のもと」では味わえない体感を感じていただけると思います。
入浴以外では、湿布としてもよく使います。
【腰痛のときのエプソム塩湿布】
1)1リットルのお湯に約2カップ分のエプソム塩を溶かす
2)厚手のフランネルやタオルを、このエプソム溶液に浸し軽く絞る
3)当てたい部位に湿布を乗せる
4)湿布の上にビニールやオイルカバーなどを当て、その上にヒーターをあてて
エプソム塩が乾いたり固くなってきたら取り外す
5)湿布を外したら、当てた部分を拭き取る
6)純粋なピーナツオイルでオイルマッサージを行う。身体が十分にオイルを吸収
するまでマッサージは行う
ヒーターを使って温め続けるか、熱い湿布を作って患部に乗せ、冷えたら取り替える
かは、症状によって指示が違います。
以下、ご参考まで
関節痛
Q)肩と関節の痛みを取り除くにはどうすれば良いですか?
A)「排泄を促進させ、ときどき治療を行うことによってである――つまり、午後、
体を休める時に、できれば1日1回か2回――エプソム塩の飽和溶液で患部をパック
することである」326-5
「少なくとも週に1度、エプソム塩で飽和した溶液を使って膝にパックを施す。この
後で膝にオイルマッサージを行う」849-47
胃腸の腫瘍の方へのリーディング
「圧迫が観察される腹部にかけて、そこは胃や十二指腸やその部位に向けて圧迫が
示される所であるが、その全体に、つまり右側腹部にかけて、エプソム塩の飽和溶液
の温熱パックと、ヒマシ油の温熱パックを交互に当てる。これを、痛みが取り除かれ
るまで、あるいはそのコブが柔らかくなるまで、これらのパックを交互に変えながら
継続的に行うこと」15-2
リウマチの方へのリーディング
「痛みがひどいときには、エプソム塩の飽和溶液を使用する。熱いエプソム塩の溶液
に浸した布を絞り、それを手足や関節のところに巻く。また背中に当てても良い」133-1
末期癌の痛み
「毎日、エプソム塩の飽和溶液を、体や手足や関節の問題のあるところ、痛みのある
ところに当てる。これらは熱い状態で当てる。それらの上に、電熱パッドやその他の
熱源を当ててはならない。(エプソム塩の)パックが固くなったり、乾燥したなら、
取り除く。洗い流し、その後で少量のピーナッツオイルでマッサージする」569-26
「痛みが強い場合は、腰の周囲にエプソム塩の飽和溶液をパックにして当てる。これ
で症状は克服できるだろう。また、小さめのパックをときどき下腹部に当てても良い
だろう。これによって、これらのうっ血を克服し軽減できるだろう」710-2
★「飽和溶液」はお湯にエプソム塩がこれ以上溶けない、という量まで溶かして
作ります。
湿布をしたあとも、ピーナツオイルでのマッサージをするとさらに良いようです。
ピーナツオイル 180ml 2859円
一家に1本ひまし油があると、いろんな場面で重宝するように、エプソム塩も使い方 を知っておくと、
イザというときに、すぐに「ピン!」と来て早め早めの手当が可能に。
エプソム塩も、一家に一袋という時代がくるといいなと思います。
いま、どこがどうってことないって方も、頭の隅にエプソム塩の存在をインプット
しておいてくださいね。
エプソム塩 (2.2kg) 1944円
ちなみに、冷え性の方は、エプソム塩で入浴した日は、サプリで鉄分補給をしておくと、
さらに身体が温まるかもしれません。
フローラディクス 5400円
(有)テンプルビューティフル メルマガ385号 2011年03月31日配信