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◆◇◆ 五感は退化しやすいかも ◆◇◆ 65号
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テンプル・ビューティフルの光田菜穂子です。
あっという間に1週間がすぎ、何も書けないままに金曜日が終わってしまって、あ
わてて書いています。このメルマガ。。。。
というわけで、1日遅れのお便りです。
オリンピック。私も見てました・・・。
特に印象に残ったのは、アーチェリーで銀メダルを取った山本さん。いえ、山本さん
の勇士ではなく、彼に対する世間の賛辞。
いわく「中年の星」「おじさん世代に希望を与えた」「若い者には負けないことを示
した!」などなど・・・。
彼41歳。たしかに山本さんは、おっさんに見えます。が、彼より年上、でもおばさん
の領域には行ってないぞと思っている私としては、彼が「中年」と呼ばれるたびに、
私も中年? 私もおばさん?と自問自答をしておりました。
年齢に逆らうつもりはありませんが、あまりに早く自分を「中年」とか「おじさん」
「おばさん」と肯定されると、同年代は複雑な気持ちです。
そのうち、身体だけでなく、心もしっかり「中年」になっていくと思いますが、もう
しばらく、中年でも若年でもない、宙ぶらりんの領域でいたい私であります。
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さて、今回は砂糖の匂いのお話。
実は、私はここ数年、ほとんど砂糖と縁のない食生活をしています。お菓子もソフト
ドリンクもほとんど口にしませんし、毎日の料理にも、全く砂糖を使いません。
ですから、我が家のキッチンには、砂糖もみりんもなく、お菓子もありません。お煎
餅もないので、うちに遊びにくる親戚や友人は、自分が食べるオヤツ持参で遊びに来
るくらいです。
日本食には砂糖をよく使うので、砂糖なしにどんな料理を作るのか、とよく聞かれて
いたんですが、使わないことに慣れると、砂糖のない料理も全然平気になります。甘
みに対してとても敏感になるので、ちょっとした甘みでも、十分甘く感じるようにな
ります。
そんな砂糖知らずの数年間を過ごしていたからでしょうか。実は、ここ数年、甘い香
りがとっても苦手です。ケーキ屋の匂いも、私にはなんとも甘すぎて・・・。
近所のケーキ屋の前を通ると、甘さが身体にまとわりつく感じがしてました。
特に、焼きたてシュークリーム、焼きたてクッキーの店は、砂糖とバターが焦げる匂
いが濃厚すぎて吐きそうな感じがしますし、時にお店の前を息を止めて通り過ぎてい
たくらいです。
子供の頃は、日曜日になるとクッキーやパウンドケーキを焼くのを趣味にしていたの
で(その名残で、実家には、ケーキ屋かと思うくらい、ケーキ作りの道具は山のよう
に残っています)、かつては、あのバターと砂糖の焦げる匂いは、大好きだったんで
すが。
ところが・・・・
今年の夏は、どういうわけか、ケーキを食べる機会が多くありました。
これまでも、出されたら食べる、という感じだったので、全くデザートを食べなかっ
たわけではないんですが、今年の夏は、6月から8月の3ヶ月で、例年の1年分のケ
ーキを食べてしまった感じです(といっても全部で7~8ヶくらいです)。
そしたらですねえ、この前、気がついたんです。
なんと、ケーキ屋の甘い匂いが私の鼻から消えていました。
確かに、クンクンすれば、香りはしますが、強烈に感じていた甘い砂糖の香りが全く
無くなってしまったんです!
焼きたてシュークリームの匂いも、息を止める、というほどの濃厚さで迫ってくるこ
ともありませんでした。
これって、数回食べたケーキに鼻が慣れてしまったせいなんでしょうか?食べたのは、
味覚のほうで、嗅覚にはあんまり関係が無いようにも思うのですが・・・。
そういえば、子供の頃、田舎のお水にはカルキが入っていなかったので、都心に来る
と、水道がどこにあるのかが匂いで分かってしまうほど、カルキの臭いが分かりまし
た。ところが、田舎の水にもカルキが入り始めると、水道の場所を臭いで見つけるこ
とができなくなりました。
人間の嗅覚なんて、すぐにその環境に慣れてしまうですねえ。しかも、身体に悪いも
ののほうが慣れやすい。
この前は、聴覚について少し書いたんですが、聴覚だの嗅覚だのという五感っていう
のは、意外にすぐに慣れたり弱ってしまう感覚なのかもしれません。 ここ数年、ケ
ーキを食べるといつも風邪をひいていた私には、ケーキの甘い香りは、一種の警告臭
だったのかもしれませんが、それを受け入れてしまえば、その 香りは甘い甘美な香
りに変身・・・。
アフリカのサバンナに暮らす人たちの視力は8.0くらいあるって聞いたことがありま
すが、日本で暮らしていたら、視力は1.0でもあれば十分ですから、視力も最初から
退化しているのかもしれません。。。。。
だから、五感って、置かれている状況で、不要なものは退化してしまうのかもしれま
せん。もしかしたら、私たち先進国の人間は、もともと自分たちに備わっていた五感
がいかに優れているか知らないままに、退化させていっているのかなあと思う今日こ
のごろであります。
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最後にお客さまからのメールをご紹介します。
ところで、「洗腸」かなりいいですね!
最初の時は、冷や汗にめまいでグラグラしましたけど(よっぽど詰まっていたんでし
ょうねぇ)2回目は楽勝でした。
おかげで体臭は消えたし、お腹はへっこんだし、シミも薄くなったみたい。
なんと体重が4キロ落ちました。
でも痩せ過ぎちゃったので今戻してる最中です。(171cmで44kg)でもすこぶる元気!
全部、便だったかと思うとゾッとしますが、大掃除できて良かったです。
ひまし油湿布も定期的にしてます。5歳の娘は風邪を引いてはお世話になっています。
今もお腹に小さい湿布を貼ったままぐっすり寝てるんですよ。便通の回数が増えました
私もしょっちゅう風邪は引いてましたし、娘に必ずうつっていましたが、ここ数カ月は
元気です。
かなり食生活も酸性に片寄ってたみたいで、先月のはじめに、奥沢通信を初めから最後
まで読みまして、夕方電器屋にジューサーを買いに走り、今は野菜が主食の毎日です。
しかしここまでケイシー療法にハマるとは、自分でも驚きです。
これからもよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
こちらこそ。ありがとうございます。
野菜が主食の食事に、ひまし油湿布、洗腸をしていたら、太るわけがありません。
ホント。これからもますます、ケイシー療法で健康になってくださいね。
※奥沢通信は、いまは発行していません。
ちなみにひまし油湿布はコチラから
ケイシーの勧めた食事は、ナチュラルハイジーンという食事がよく似ていますので、
この本が参考になります。
それではまた!
(有)テンプルビューティフル メルマガ65号 2004年8月28日配信