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健康の創造 12号
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東京は毎日シトシト雨ばかりです。
テンプルビューティフルのお店は地下にあるので、夏は涼しくていいのですが、湿気は
もの凄いです。除湿器とエアコンのドライがフル回転っていう感じです。
さて、キャロライン・メイスという直感医療者をご存じでしょうか?
アメリカでは、ホリスティック医療に興味がある人なら必ず知っている、という超有名
人で、彼女の本やテープはベストセラーとなっていますし、講演会はとても人気がある
そうです。
そのキャロライン・メイスの講演会を聞く、というのが今回の私のアメリカ出張の目的
の1つだったわけですが、その講演会の予習をかねて、本棚に置きっぱなしだった彼女
の本を、久々に引っ張り出してバージニアビーチに行くアムトラックの中で読むことに
しました。
実は今回読み直した「健康の創造」という本は、数年前に買っていながら、あまりに
「心地よくない」本だったので、すぐに投げ出してしまった1冊でした。というのも、
彼女の述べるエネルギー医療のお話は、知識として理解できても、自分の身体で、心で
実感するには、とても大変で、しかも自分の怠慢をグイグイ暴かれていくような、そん
な心地の悪さがあるんです。それで「いつか」「そのうち」読もうと、ずっと本棚に積
んだままになってしまっていました。
もちろん今回も、1頁、1頁を読む進むのがとても大変でした。1行、1行の言葉に重
みがあり、そのたびに、うーんと考えこんでしまうことになったからです。
そのなかで、前回のメルマガとの続きではないですが、「うーん」とうなってしまった
箇所をご紹介します。適当に文章を短くしていますので、興味のある方は、本を入手し
て読んでみて下さい。
引用は、「ヒーリングについて」のなかの「時間と瞬間」という項です。
癒しというものが瞬間的に起こるということから・・・。
「私たちは人生に期待を抱き、明日のために計画をたて、はるか遠い先に目標を設定す
るようにプログラムされています。ところが、これがヒーリングには有害なのです。明
日に期待を抱くことは、人生には害になります。今、この瞬間に対処しなければならな
いことから私たちの注意を逸らすからです。たった今病気を癒すためにエネルギーを使
わず、それを「明日」にプログラムするからです。
現実の創造法を学ぶにつれて、明日直面することが何であれ、それは今日、今という瞬
間に創造されているのだと結論することができます。健康が目標の場合は、創造が瞬間
的なプロセスであるという可能性を考えて、意識的に創造することが特に大切です。お
そらく「奇跡的な治癒」の真髄は、現在という瞬間に、完全に注意力を集める能力にか
かっているのです。」
なんとなく、分かったつもりでいた事が、これほど明確に書かれていると、降参!って
感じになりませんか?
癒しに関していえば、明日があるさ、と思うことは、ずっと「今日は治癒は起きない」
ことを自分に許していることだったんですね。明日、あさって、もしくは3年後に健康
になるというイメージを持つのではなく、今この瞬間に健康になっていることをイメー
ジすることがいかに必要なのか、これから少しずつ、頭だけでなく、心と身体で経験
できたらと思います。
ビジョンを持つということの大切さが、昨今言われていますが、今、この瞬間にすべき
ことから逃れるための、先送りの目標作りにならないように気をつけなければ、とこの
本を読みながら思いました。特に、私は明日に先送りをするのが得意ですから・・・。
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私もよく聞かれる質問なのですが、エドガー・ケイシーに「この療法をしたらどれく
らいで治るのか」と質問をした人が何人もいます。
ケイシーもこの質問には困っていたのでしょう。
まじめに回答をしている時もありますが、皮肉を交えてこう答えるときもありました。
「(その療法を)貴方が始めるまでどれくらいかかるのだ?おそらく、30時間から48
時間はかかるだろうな」(487-23)
「1年、1ヶ月、1日、1時間と10分だ」(4681-1)
今この瞬間に自分の癒しに集中しなければ、癒されるのは「来世」ということもありえ
るかもしれません・・・。
今回参考にした書籍「健康の創造」
キャロライン・メイスの本は、他にも2冊あります。治療に関わっている方には特に
お勧めです。
「7つのチャクラ」
・・・原題は「魂の解剖学」
こっちの題名のほうが断然いいのに・・・題名で損をしていると思います。
「チャクラで生きる」
・・・原題は「何故人々は癒されないのか、または、いかに癒されるのか?」これも
タイトルで損をしている本だなあと思います。
それではまた
(有)テンプルビューティフル メルマガ 12号 2003年7月11日配信