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◆◇◆ レクチンフリー『食のパラドックス』 ◆◇◆ 762号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。
友人に勧められて3週間ほど前から、レクチンフリーという食事法を始めました。
腸内環境改善のために、3日間の浄化期間のあと6週間実践すればいいらしいので、
ちょうど折り返し地点に到達したところです。
レクチンフリー食について書かれた本
『食のパラドックス』
*電子書籍が読める方は、一部、無料で読めます。
レクチンフリー(レクチンをできるだけ取らない)の食事とは、ざっくりいうと、種や
豆類、レクチンの多い野菜を避けるもの。
植物は昆虫や動物に食べられないよう、その身を守るために、微量に毒素を含んでいま
すが、特に「種」「種の外皮」に含まれているレクチンは、私たちの身体、特に腸内
環境にダメージを与えるので、それをできるだけ排除しようとする食事です。
種の食べ物やレクチンの多い野菜とは、
主には、小麦やコメなどの穀物全般、大豆などの豆類、ナス科野菜。
*他にもいろいろありますが・・・
また牛乳を飲むと痰や鼻水がでる人は乳糖不耐性なので、牛乳由来の乳製品も避けます。
(私は乳製品を摂ると鼻水がでるので、山羊と水牛由来のチーズを選んでいます)
となると、これまで健康にいいと思われていた
玄米や雑穀米、キヌワやミューズリー、トウモロコシや蕎麦、豆乳や豆腐、豆料理が
食卓から消えます!
*どうしてもコメが食べたいときには白米を選びます。
トマトやナスはまだまだ美味しい時期ですが、それも消えます。
「秋ナスは嫁に食わすな」とよく言われていますが、ナスにレクチンが多く含まれて
いることを知れば、これから赤ちゃんを産み育てるお嫁さんにはナスは食べさせない
方がよい、という昔の人の本能的な知恵だったのかもしれませんね。
私はすでに7年前からグルテンフリー(小麦を摂らない食生活)をしていますし、ナス科
野菜も、ほぼ食べていなかったので(夏に時々トマトを食べていたくらい)、そんなに
変化は感じないだろうと思っていましたが、腸内環境が変わりつつあるのを実感しています。
*ケイシーもナス科野菜を要注意だと述べています。トマトは枝で熟したもののみOK。
参考までに 0606:ナス科野菜をちょっと止めてみる
スタートして4日目くらいから数日間、身体が怠くなりましたし、2週間目くらいからは
野菜をしっかり食べているのに、少し便秘気味になりました。
先に始めた友人は体温があがり、どんな食事療法をやっても改善しなかった長年の胃腸の
不調が治ったそうで、彼女はもうすでに2か月以上実践していますが、もう少し続けて
やると言っています。
これまで健康にいいと思われていた食品の多くがNG食品に入っているので、最初はとまどい
ました。でも、ナス科以外の野菜と魚をメインの食事にすればいいので、今はようやく
慣れたところです。
そして・・・
これまで健康にいいと思って食べていたら、実はレクチン含有量が多く、食べ方に注意が
必要だったと知って驚いたもの3つ
*カシューナッツ
ローフードではよく使うこのナッツ。実はウルシ科に属し、収穫の時には手袋の作業が
必要。アマゾンの原住民はこのナッツではなく果実の方を食べているそう
*ゴジベリー(クコの実)
あの小さな赤い実、実はナス科植物でした。知らなかった~。
ゴジベリーは1度にたくさん食べると体調不調を起こします。
*キヌア
グルテンフリーを始めた後、代わりに時々食べてました~。原産国であるインカ人は
キヌアは発酵させるか圧力鍋で調理して食べていたそう。昔の人の知恵ですね。
健康な方は、何を食べようと全く問題ないですが、いま慢性的な不調がある方、いろんな
食事療法を試したけど、その不調が無くならないという方、胃腸が弱い方はレクチン除去
をしばらく試してもいいかなと思います。
とりあえず6週間。
どんな食事療法を実践するにしても、一大決心をしてやると反抗、反動がくるので、ゆる
ゆるとそして面白がってやるのが秘訣です。
私がグルテンフリーを始めたときは、1カ月だけのつもりでしたが、それがなぜか7年
続いているのは、面白がってやったからだと思います。
0499:ただいま小麦なし食生活14ヶ月
ちなみに、私がどんな食生活を実践しても、テンプルのスタッフは平常運転(笑)。
全然影響されず、普通にパンもナスも食べてますー。
なお、レクチンフリー食を始めたい方は、必ず本を読んでやって下さい。
とても300頁以上の本の内容はこちらではご紹介しきれないですし、ネット情報では
情報に偏りが出てしまいますので。
レクチンフリー食について書かれた本
『食のパラドックス』
*電子書籍が読める方は、一部のみ無料で読めます。
大豆については、日本では「健康にいい」という情報ばかり出てきますが、海外では健康
を害する可能性があることがすでに報告されています。
*2012年段階では、フィチン酸を多く含むということで書いています。
*発酵させた味噌や醤油、納豆は問題ありません。
0440:大豆は健康食品なのか…その(1)
0441:大豆は健康食品なのか…その(2)
9月4日のブログ
次回は『食のパラドックス』にあったナス科野菜についての解説をご紹介できたら
と思っています。
それではまた!
(有)テンプルビューティフル メルマガ762号 2019年9月13日配信