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エドガー・ケイシー流 まぁるい 生活: 0622:腸内微生物について考えてみる

0622:腸内微生物について考えてみる

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       ◆◇◆ 腸内微生物について考えてみる   ◆◇◆ 622号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。

いま、腸内微生物について書かれた『あなたの体は9割が細菌』を読んでいます。
腸内微生物と病気や症状、免疫システムとの相関関係、因果関係が書かれており、どの
ページもとても興味深い。

医学的な記述の多い本なので、すいすい読める本ではないのですが、これが本当に面白
いのです!

自閉症や過敏性腸症候群をはじめ、戦後急激に増えた症状と腸内微生物の関係ほか、
私たちの食生活、生活習慣に直結する内容など多岐にわたり述べられています。

320ページにわたる本ゆえ、メルマガでご紹介できるのはごくごく一部とはなりますが
今日はその本から腸内微生物について。特に多くの方が関心があるであろう肥満と腸内
微生物の関係をピックアップしてご紹介します。


もしかして、私の体調不調も腸内微生物が関係しているかも・・・と思われた方は、ぜひ
本をゲットしてご自身で読んで下さいませ。

『あなたの体は9割が細菌』



さて、
この本の著者は22歳の頃、マレーシアの森の中でダニに噛まれたことから感染症となり
その感染症を退治するために何年にもわたって大量の抗生物質を使いました。

抗生物質のおかげで、ダニ媒体の感染症は治ったのですが、今度は別の様々な感染症、
皮膚炎、胃腸虚弱といった体調不調に悩むこととなります。


著者は考えました。

もしかして、抗生物質がダニ媒体の感染症の細菌と一緒に、自分の中にいた細菌(微生
物)を全滅させてしまったのではないかと。

そこから彼女の体内微生物の研究がスタートします。



以前放映された『NHKドキュメンタリー』で、薬ではなかなか完治しない慢性的な症状
や極度の肥満の治療法として、健康な人の便、痩せている人の便をその人の腸内に移植
して高い効果をあげているという映像をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。


ドキュメンタリーでも解説がなされていましたが、太っている方の腸内には太りやすい
腸内微生物が多く、私のように痩せている人間の腸内には太らない腸内微生物が多く
生息しています。


簡単に説明すると、太っている人の腸内には、食事からより多くのカロリーを吸収する
働きのある腸内細菌が存在し、100キロカロリーの食事を食べたのに、何故か102カロリ
ーを得てしまう。

反対に私のような痩せている人間は、100キロカロリーの食事を食べても98キロカロリー
のエネルギーしか得ていない、ということが起こるらしいのです。

それが積もり積もれば、半年後、1年後には大きな差となって顕れてしまいます。


また私のように肉を食べない人間の腸内には、肉を分解吸収する腸内微生物はほとんど
いないでしょうから、たとえ肉を食べても栄養にはなりにくい。ところが肉をいつも
食べている人が肉を食べれば、腸内には肉食に適した腸内微生物が大量に存在しており
食べた肉は即座に分解吸収されエネルギー源となっていきます。


同様に、脂肪をあまり摂らない食生活をしている人は、脂肪分解が得意な微生物はほと
んどいないので、ドーナツやチョコレートを食べても消化吸収されないまま大腸を通過
してしまいますが、毎日こってり甘いものを食べている人の腸内には、脂肪大好きの
微生物がたくさんいるので、食べたお菓子は即カロリーとなって、その人のエネルギー
として蓄積されていく・・・。



それだけではないですよ。
興味深いことに、肥満になりやすい体質はもしかしたら、ウイルス(微生物)による
感染症かも?という研究があるそうなのです。


~89ページ~ *文章は短くするため、ところどころ省略しています。
肥満が個人から個人に伝染病のように拡がるようすを浮き彫りにした研究調査もあっ
た。それは12000人の体重と対人関係を32年にわたって分析した調査で、ある人が肥満に
なるかどうかは、その人の家族や親友の体重増加と強い相関関係があるとわかったから
だ。

たとえば配偶者が肥満になった場合、その人自身も肥満になるリスクは37%も上昇する。
親友が肥満になるとその人も肥満になるリスクは171%に跳ね上がる。逆に友人とは呼べ
ないただの隣人が肥満というだけでは当人の肥満リスクが連動して高まることはない。

おそらくは「肥満を引き起こす」タイプの微生物を共有することで、肥満になりやすい
環境ができ、肥満の広がりを容易にしてしまうのではないか。親友同士は互いの家で
長時間を過ごし、同じものに触れ、同じ食事をし、同じトイレを使う。つまり同じ微生
物を共有する機会が多く、そうした環境だと肥満が伝染しやすいのかもしれない。
~引用終わり~


太りやすくなる要因は、まだまだあります。

微生物やウイルスの中には、宿主である動物や昆虫、はたまた我々人間の行動や心を操
ることで子孫を残していく、ということをしているものがいるそうです。

例えば、狂犬病のウイルスはイヌを凶暴にさせ、他のイヌに噛みつくことで繁殖し、
トキソプラズマに寄生されたネズミは猫の前にふらふらと出ていき、猫に自分を食べさ
せることで、猫の体内にまんまとトキソプラズマを送り込ませてしまいます。


同じように腸内微生物も、自分がもっと腸内で増えるよう宿主である人間を操作して
いる可能性があるのです。

例えば、パンに含まれるある物質を餌にする腸内微生物がいたとします。

宿主にパンを食べてもらえるとその微生物は腸内でどんどん増殖できるので、その微生
物は、もっとその人にパンを食べてもらう必要があります。

そのために腸内微生物はどうするか?

腸内微生物は、その人がパンを食べるたびに幸福を感じる幸福増進物質を体内に放出
し、パンを食べる=幸せな気持ちになることを人間にヒモづけさせます。

パンを食べるたびに幸せを感じるので、その腸内微生物を持っている人はもっとパンを
食べたくなり、腸内では、その微生物がもっと増殖する・・・。

そんな図式が生まれてくるそうなのです。


やるな、腸内微生物!という感じですが、何かを食べたとき、続けて同じようなものが
食べたくなるってありますよね。

そうか、そうだったのかーと、思わずガッテンです!


この説を発展させ、著者はこう書いています。


~129ページ~
心も体も共生微生物の影響を受けているとすると、私の自由意志や成功は、どこまで私
のものなのだろう? 風邪のウイルスや細菌性咽頭炎がヒトからヒトへと感染するなら
マイクロバイオータ(体内微生物)もヒトからヒトへとうつるだろう。

あなたのマイクロバイオータの組成があなたの出逢う人や出かける場所に影響されるの
なら、少なくとも、他者と同じものを食べてトイレを共有すれば、いい意味でも悪い
意味でも互いの微生物を交換する機会が生じる。

ビジネススクールに行けば、起業家志向の性格になる微生物を拾うかもしれないし、
ロードレースを観にいけば、スリルを求める性格になる微生物を拾うかもしれない。
~引用終わり~


うーん、面白い!



では最後に、食べたもの以上のカロリーを吸収しないで痩せ体質になるためにはどうし
たら?と誰もが思いますが、これはやはり日々の食生活から。

著者自身は、微生物の細胞のために食べるのだと考えるようになった、と書かれていま
す。

この食事でどのような微生物に利益があるのか、この微生物はこの食事で何に変換する
のか。私の腸にどのような影響があるのか、感情はどうか。微生物が満足できる食事に
なっているか・・・?

そのため食物繊維を多くとり、白米は玄米に、保存食や加工食品ではなく自然のものを
食べるようになったと。

そうすることで、痩せ体質になる腸内微生物が増えたと書かれています。



そして最後に、健康でいるために、健康な腸内微生物をキープするために、2つのこと
を書き足しておきます。



●抗生物質を安易に、そして過度に長期間使わない

~146ページ~
抗生物質が免疫系のふるまいを変えたぐらいで新たな病気になることはないだろう、と
みなさんは思っているかもしれない。だが、8万5千人を対象にした試験では、ニキビの
治療に抗生物質を長期間服用した患者群は、抗生物質を使わなかった対照群に比べて
2倍も多く、風邪その他の気道感染症に感染していた。大学生を対象とした別の似たよ
うな試験では、抗生物質治療群が風邪を引くリスクは対照群の4倍という結果が出た。

~147ページ~
ブリストル大学の研究グループは2歳になる前に抗生物質を与えられた小児(なんと
全体の74%が2歳までに抗生物質の治療を受けていた)は、8歳になるまでに喘息を
発症する率が2倍近くも高いことを見いだした。抗生物質の治療回数が多い子どもほど
喘息や皮膚炎、花粉症を発症しやすかった。



●抗菌剤の入った石けん、日用品を使わない

清潔志向の高まりに乗じて、多くの企業は抗菌作用をうたった製品を次々と作り出して
います。ところが「きれい好き」でいるために、私たちの体に必要でかつ有益な微生物
を犠牲にしてしまう生活環境が出来上がりつつあります。

例えば抗菌作用の代表的な成分「トリクロサン」について、著者はこのように書いて
います。


~192ページ
私たちが(抗菌剤である)トリクロサンを使い続けると、それがめぐりめぐって水源に
入りこむ。トリクロサンは水の中にいる細菌を殺すから、淡水の生態系バランスを乱
す。また、あまり知られていないが、トリクロサンは人体にも入り込む。この物質は
ヒトの脂肪組織や新生児の臍帯血、母乳から見つかっており、およそ75%の人の尿から
かなりの量が検出されている。

どこまで懸念すべきかは科学文献で論争中だが、いまのところわかっているのは、ある
個人の尿中のトリクロサン濃度とアレルギーの重症度に明白な相関関係があることだ。
体内にトリクロサンが多くあるほど花粉症その他のアレルギーを発症しやすい。


薬用石けんについて書かれたWEBページ



私たちの体は微生物の住み処なわけですから、それを安易に殺してしまう行為は、雑菌
を殺すことのメリットの何百倍ものデメリットとなって、あとあと私たちの健康を害す
るという形で返ってきます。

次回も、この本を紐解きながら、抗生物質と腸内微生物について書いてみたいなと思っ
ています。


興味を持たれた方は、ぜひ本を入手して読んでみて下さいね。
  ↓ ↓
『あなたの体は9割が細菌』


こちらは抗生物質が体内細菌にどう影響しているかの本です。こちらもどうぞ
  ↓ ↓
『失われていく、我々の内なる細菌』


それでは、また!

(有)テンプルビューティフル メルマガ622号 2016年12月2日配信

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