エドガー・ケイシーを暮らしに活かす!ホリスティックの第一人者、Edgar Cayce専門サイトからあなたへ贈るメッセージ集

0488:トマトを極める

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       ◆◇◆ トマトを極める  ◆◇◆ 488号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。

先週土曜日に開催された三枝龍生先生のテンプル初講座。笑いと驚きと、またまた
笑いの楽しい講座となりました。年内に第2弾も開催できたらと思っています。
どうぞお楽しみに。

講座の様子です。


さて、龍生先生。「3.11をふまえ、日々の食事はどんなふうに気をつければいいです
か?」というご質問に「陰性の強いもの、特にナス科の野菜はできるだけ食べない
ようにしたほうがいい」という回答をされていました。

【ナス科の野菜】
ナス、トマト、ジャガイモ、パプリカ、ピーマン、シシトウ、香辛料やタバコなど


ケイシー療法は、食べ物を陰陽ではなく、アルカリ性、酸性で区分けします。

そういった意味ではナス科の食べ物もアルカリ性に分類されるのですが、実は、ケイ
シー療法を元に乾癬治療に尽力されたパガノ先生によると、ナス科の野菜は、肌の
弱い人、特に乾癬やアトピーの方、関節炎のある方には有害であり、大きなダメージ
を与える[避けるべき食べ物]の筆頭にあげられるそうなのです。

よくアクが強いといいますが、皮膚疾患や関節炎を持つ人々は、ナス科の野菜に含ま
れているある種の毒素を体内でうまく処理できないため、それが皮膚の症状として
あらわれてしまいます。

*乾癬、湿疹、アトピー、乾癬による関節炎の方の食事はこちら

もっと詳しく知りたい方は、パガノ先生の書籍をお読み下さい。


多くの日本人にとって、トマトやジャガイモ、ナスなんて、夏になれば、ほぼ毎日
食卓にあがる野菜。というより、いまは一年中食べてますね…。

ケイシー療法を実践している人にとっては、ジャガイモはもともと「皮だけが食べる
価値のある部位で、実は食べない」し、ナスやピーマン、パプリカも、そんなに頻繁
に食べない食材だと思います。


*ジャガイモのリーディングについてはこちらをご参照
0436:ジャガイモの新常識



しかし、トマトがNG野菜となれば、『それは困る』と絶叫してしまう人続出なので
はないでしょうか? パスタソースはトマトが主流ですし、市販の野菜ジュース、
ケチャップやソースにもトマト、入っていますからね。


では、ケイシーはトマトについて、実際にどんなリーディングを残しているのか、
ちょっと見てみたいと思います。


まず、ケイシーに医療リーディングを依頼した人は、ほとんど全員が体調不調や病気
を抱えている人でした。ですから、ケイシーが勧める食事は、現在抱えている症状を
改善する、健康になるための食事ということになります。


そのケイシーにとって、トマトはビタミン豊富で神経を再生する力のある有益な野菜
でした。


例えば、このようなアドバイスを彼は述べています。

「毎日、どこかの食事を、あるいはその食事の大半を、生の野菜で構成するように
する。 セロリ、レタス、トマト、大根、タマネギ――これらのどれか、あるいは
すべてが、少なくとも毎日1回の食事の全体あるいは大部分を構成するようにする」
1123-2

トマト、ちゃんと入っていますね。


ところが、このトマトには『ある前提』があります。ちょっと長い引用ですが、
じっくり読んで下さいね。


Q「トマトをたくさん食べてきたことは、私の体にどんな影響がありますか?」

A「トマトが人体に与える影響については、論文でも書けそうなくらいたくさん
ある。 組織の働きに適し、吸収のバランスも良く、野菜全体の中でもトマトは
ビタミンのほとんど全部を含んでいる。

しかし、このトマトも正しく扱わなければ人体に非常な破壊力をもってしまう。
それは、熟す前に枝から収穫されたり、その他の影響を受けて汚染してしまうこと
だ。

この人に関して言うなら、われわれの見るところ、トマトからの反応は必ずしも常に
最善とは言えなかった。 トマトを食べたことによるノーマルな反応もなかった。
なぜなら、それは炎症をもたらす傾向があるからだ。

ただし普通には、トマトは少なくとも週に3日か4日は食事の一部に加えたいもの
であり、とても有益なものである。

トマトはほとんどの場合、缶詰になっているものの方が、品質が一定していて食べ
やすい。 この人における反応は、それ自体の酸を作るものとなっていた。 ただし、
トマトは酸を作らない食べ物として食することのできるものの一つである」584-5


次のリーディングでも同じように『枝で熟したトマト』を食べるようにケイシーは
勧めています。


「昼食は――できれば、ニンジンやレタス、セロリ、セイヨウネギ、タマネギなどの
新鮮な野菜にする。トマトはあまり多くしない。トマトは、蔓で十分に熟したもので
新鮮なうちに収穫されたものでない限りは――サラダに使う場合でも――できれば
缶詰の方が良い。ただし、缶詰は保存料が使われていないことが条件である。 新鮮
なトマトであえば食べてもよいが、人工的に熟させたものや、表面的に熟している
ように見えるものはダメである」521-1

さらに、トマトジュースについては

「トマトジュースを使いたいのであれば、大半のジュース用に加工されたものより
も、通常の缶入りトマトから作ったジュースの方が良いだろう」1788-7

つまり、トマトに関していえば、

*枝で赤く完熟した後、収穫されたものを食べる
*枝で熟したトマトが無い場合には、保存料の使われていない、品質の高い缶詰の
トマトを選ぶ
*市販のトマトジュースを飲むときには、すでに缶ジュースになっているものより、
缶入りのトマトからジュースを作ってのむ

が基本。スーパーで売っているトマトは、特に記載されていない限り、ほとんどが
青いうちに収穫され、市場の状況を見ながら完熟したもの。

となると、トマトは、1年中いつでも食べられる野菜ではなく、夏、家庭菜園で収穫
するか、朝市などで、もぎたての赤いトマトを見つけたときに食べられる季節限定の
食べられたらラッキーの野菜、ということになってしまいますね。



さらに食べ方に関して、ケイシーはこんなアドバイスもしています。

Q「トマトは良いですか?」
A「食べ合わせによる。多くのでんぷんと一緒に食べたなら、良くない。もし酢や
酢酸と一緒に食べたなら、良くない。もしレタスと一緒にサラダとして、食事の一環
として食べたなら、とても良い。もしそのままを少しの塩で食べたなら、大変良い」257-210

「白パンは食べてはならない。 この人は、ジャガイモとスパゲティの組み合わせ、
あるいはスパケティとトマトが一緒になったものは、食べてはならない。 皮付きの
ジャガイモを焼いたもの、あるいは皮と皮に近い部分を焼いたものを食べるのは、
ジャガイモの中身を食べるよりも良いだろう」1446-1


トマトソースのパスタが好きな方、ごめんなさい。トマトにたっぷりお酢をかけて
食べるのが好きな人もごめんなさい。


・・・と、ここで書いてみても、皆さんすぐに忘れちゃうと思いますが、少なくとも
肌の弱い方、アトピーや乾癬を改善したいと思っている方は、トマトやジャガイモ
など、ナス科の食べ物を、少なくとも1ヶ月間、避けてみて、痒みや肌の状態を観察
してみてくださいね。


というわけで、

トマトは、枝で赤く熟したものを、塩をつけてガブリ!が基本。

夏の間の、つかの間の旬の味、楽しんで下さい。


それでは、また!

(有)テンプルビューティフル メルマガ488号 2013年6月13日配信

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